バルセロナにある世界一美しいと思うサンパウ病院へ


サンパウ病院へ行ってみたら
カタルーニャ地方のクリスマスにはなくてはならない
カガティオ(写真のクリスマスツリーの前にある丸太の人形)と
クリスマスツリーが飾られていました。
考えてみれば一ヶ月と少しでクリスマスですよね。
一年っていうのは何て早いのでしょう。

写真だけみたら
ディズニーランド?と思ってしまうかもしれませんが
1916年から2009年まで病院として機能していましたが
老朽化のため全患者と病院のシステム一同を
この近くにある新病院に移動し
その後、修復作業をして、現在では見学できるようになっています。

病院内には壁や天井にはめ込まれたタイルが素晴らしく
やさしい色に配色されていて
緊張していた気持ちがゆるやかになります。
病気の人はもちろんのこと、
付き添いで来ていた家族の心も
未来に光が差し込んでくるような
そんな気持ちにさせてくれる病院だなぁと思いました。


午後4時くらいだったので夕方の光でしたが
廊下にある素敵なステンドグラスの扉の向こうには
ちょうど真正面にサグラダファミリアが見えます。
サンパウ病院とサグラダファミリアは
ガウディ通りで繋がっていて
サグラダファミリアから徒歩10分ほどで病院に行けるので
サグラダファミリアの見学後に
サンパウ病院へ行くのをおすすめします。

Screenshot

何しろガウディ通りには素敵なお店もあるので
歩くだけでもウキウキしてしまうほどです。

こちらはガウディ通りにあったチョコレート店。クリスマスのデコレーションでひときわ輝いていました。

病院と教会が一つの通りで結ばれているのは
生と死や儀式など、人間の全ての人の道が繋がっている
そんな神聖な感じがします。

教会のバラ窓のような模様が天井にタイルで施されています。大きすぎてこれは一部

窓辺に可愛いアジアンカップル。やさしい光もいい感じです。

この病院はリュイス・ドメネク・イ・ムンタネーの設計で
1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。
彼はカタルーニャ音楽堂も設計しているので
双方比べてみるとやはりデザインが似ているのも気がつきます。
外観が煉瓦造りでタイルの色彩に華やかさや優しさを感じます。

予約無しで行けるので
急な予定変更で時間が余った時などに
気軽に行けるのも良いところです。
ただし、見どころは結構あります。
とにかく、ゆっくりとご堪能くださいませ。

2025年11月20日から2026年1月11日まで
クリスマスイルミネーションなどのイベントがいろいろあるそうです。

サンパウ病院公式サイトはこちら

kinopiyo
バルセロナ在住。グラフィックデザインをしつつ布で小物なども製作中。 2019年12月に出版したバルセロナのガイドブック『心おどるバルセロナへ 最新版』イカロス出版より発売中。電子書籍もAmazon、kindle、楽天koboなどでお求めいただけます。私が好きなお店の紹介や暮らしについてをお伝えしたいと思っています。