もうすぐサンジョルディ!


先週、バルセロナの街を歩いていたら
サンジョルディのバナーが
あっちこっちに飾られていた。
ちょっと前に年を越したかと思ったら、
もう、春が来て
そしてサンジョルディだ。
4月23日の火曜日。
もうすぐだな〜。

とはいえ、
我が家では特に何もしないことがほとんどで
三年に1度くらいの割合で
夫がバラの花を買ってきてくれたりする。

この日はバラの他に
本をプレゼントしたりする。
わが町でも、前日あたりから
町の大通りに本屋さんの出店が並び始めて
賑やかになるが、
本も新刊が少し出回るくらいで
その他の本はほぼ同じようなものだ。

そうそう、お祭りに関しては
毎年、同じ催しばかりで
変わらない、変えない、工夫しない。
長く住んでいると
そういうところが妙に目がいき
興味を無くさせる。
もっとワクワクするような
目新しいことをしてほしいのだ。

町には一軒だけ、素敵な本屋さんがある。
買い物帰りに
時々本屋さんの前を通り
ウィンドウに飾られてる本を見るのが好きだ。
一ヶ月に1度くらいの割合で
ウィンドウのディスプレイがかわり、
本屋の店主がテーマを決めて
本を並べている。
興味深いセレクトで
毎度これが楽しみなのだ。
そこで、今回、おやっ!と思ったのがこちら


『AMA』って、これ、
イラストがどうみてもあまさんだよね。
10年くらい前に朝ドラで『あまちゃん』ってやっていたけれど
そのあまさんのイラストだ。
スシ、テンプラ、ラーメンは今ではどこへ行っても
世界に通じる言葉だが、
あまさんまでもが世界共通語なってしまったのだろうか。
今度、時間がある時にぜひこの絵本を
本屋さんでじっくりとページを開いてみてみたものだ。

それでは、今日も良い1日を!

柿ピー好きの夫婦が、バルセロナでその替わりを見つけた話し

 

すっかり春の日差しとなり
もうすでにコートは不要の気温となっているバルセロナ。
Tシャツで歩いる人も結構いるほどだ。

話は急に変わるが
夫も私も柿ピーが大好きで
ほぼ一年おきにに日本へ帰国する際は
必ずと言っていいほど柿ピーを買って帰るほど。
柿ピーというよりは、柿の種だけを買う。
ピーナッツはこちらでも調達できるからだ。

そんな我が家では
数年前からピーナッツのお供に
コーンのカリカリっと歯触りの良いスナックを買っている。
これが、ピーナッツとかなりのベストカップルなのだ。
このカリカリスナックと、ピーナッツを一緒に口に入れて食べると
あら不思議!
柿ピーを上回るおいしさなのだ。
ぜひ、試してもらいたい。

コーンのカリカリしたスナックは様々なメーカーが出しているが
スペインの大手スーパーマーケットの『Mercadonaメルカドナ』のものがオススメだ。
ピーナッツも同じスーパーで買っていたが
ある時、カタルーニャ広場のEl Corte Ingresエルコルテイングレスのデパートで
購入した、『El Corte Ingres SELECTION』のピーナッツが
甘みがあって、やめられないほどおいしくて
ここのところ、わざわざそのデパートで
このピーナッツを買う羽目になっている。
さすが、デパートのセレクションだけある!と
感心するほどのおいしさなのだ。

 
このピーナッツはデパ地下の果物売り場の近くに置いてあるので
興味のある方はぜひお試しを!
二種類あるので、『TOSTADOSトスタードス』と書いてあるのを選んでね。

そもそも、ピーナッツってどんな効果があるのだろうかと
ネットでピーナッツの効能を調べてみると、
善玉菌を増やすと言われているオリゴ糖が含まれていたり、
食物繊維が豊富だったり、
ミネラルもバランスよく含まれているなどなど、
いい事ずくめだと知り、
土日だけしか食べていなかったのだけれど
効能を知った翌日からは毎日8個ほど食べている。
それぐらいがちょうどいい。
食べ過ぎは注意だ。
なんせ、カロリーはそれなりにあるから。
とにかく、健康第一。
そして良い週末を!
我が家の桃の花が咲きました 一本折れてしまったので飾ってみました

Olotという街へ


もう二月も終わろうとしているのだけれど、
この街、Olot(オロットもしくはウロット。カタルーニャ語だと「オ」と「ウ」の間の音)へ
行ってきたのは二月の初め、
ちょうどその頃、夫が冬休みだったのだ。

我が家から車で1時間半くらいの場所で
初めての訪れた街だった。

街の中心地はモデルニスモ時代の建物が結構のこっていて
思った以上に素敵な雰囲気の場所で
とても好きになってしまった。

昔のお菓子屋さんやパン屋さんなどの
アンティークの香りがする
木製の窓枠や取っ手のアールデコ風なデザイン、
お店の看板、そしてロゴタイプなど
どれも好みのものばかり。

気がついたのは、
この街にはお菓子屋さんがあっちこっちに点在していた。
お菓子の街であるならば、
きっとこの街ならではのお菓子があるはずだ。
次にいつ行くかわからないけれど
お菓子屋さんに入ったら
この街の特別なお菓子を聞いてみようと思う。

そして、思いがけず偶然であったのが
バルセロナのサンパウ病院やカタルーニャ音楽堂の建築デザインをした
リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー。
彼の教え子にはあの、ガウディも。
写真の建物は1913年に改築をしたという
Casa Solà Moralesだ。


もし、ご興味があれば
ぜひ行ってみてほしい。

場所はこちら。

私の町にもPERFECT DAYSが


映画館で映画を観たのは何年ぶりだろうか。
少なくとも5年間は観ていない。
今の町に引っ越して来たのが5年前で
一度も町にある、この映画館で観たことがなかったのだ。
入り口がとっても暗くて、閉塞感のあるエントランスで
気持ち的に入るのに躊躇う雰囲気があったからかもしれないが
ところがどっこい、入ってみると
館内は、ガウディの時代にタイムスリップしたかのような
素晴らしいモデルニスモ建築で
グレイッシュな薄いピンク色と象牙色の気持ちが落ち着く配色で
豪華な劇場だったのだ。

そして映画が始まった。

あちら側とこちら側、
私はもちろん、日々の些細なことに面白さを感じる平山さん側だ。
世の中は十人十色で、人それぞれの生きやすい場所がある。
それを見つけられたら、それでいいと思うのだ。
生きやすいと思った道でも、良いこともあり、悪いこともある。
そういうものだ。
わからないけれどね。

そうそう、映画の中で流れていた曲がとても良かった。
これまでのヴェム・ヴェンダース映画の選曲は
だいたいどれも好きだ。
この映画を夫と一緒に観てから
我が家ではルー・リードのレコードをずっと聞いている。
夫も私もそれぞれに随分前から聴いていた彼の曲だが
ここ数年ご無沙汰していた。
そして今、映画をきっかけに
再度ルー・リードの音楽にハマってしまって
1週間ほど前に観たあの日から
ずっと頭の中で彼の曲が、流れ流れて止まらない。
かなり影響を受けちゃっているこの頃なのだ。

映画館内の売店横の壁一面に今まで上映した映画のポスターやチラシが貼られていた。




バルセロナでブリストルに出会った


この日は13時からサグラダファミリア近くの歯医者で予約が入っていた。
朝9時のバスに乗らないとならない状況だったので
しょうがないけれど、それに乗り30分後には
バルセロナの街に着いてしまった。
とはいえ、朝の10時前じゃ
好きな雑貨店も洋服屋さんも本屋さんさえまだ開いていない。
とりあえずは、街を散歩して
楽しもうではないかと思った。

バルセロナの街は歩いているだけで
結構おもしろい。
ちょっと変わったファッションの人に出会ったり
まだ見たこともないモデルニスモだろうと思われる建築物にも出会える。
あちらこちらにあるお店のロゴやフォントも興味深い。
見れば見るほど発見の連続なのだ。

素敵なカフェに行きたいけれど
なんせ、午後1時から歯医者なもので
おいしいスイーツなどが食べられない。
カフェコンレチェも微妙だ、、、
そうだ、ハーブティーならギリギリ大丈夫だろう。
そう思って、前からちょっと気になっていた
パステルブルーがポイントカラーの『BRISTOL』に行ってみた。

オラ〜!と言ってお店の扉を抜けると
入り口すぐのカウンターの並びに
おいしそうな色彩の様々なスイーツがあった。
しかし、今日は歯医者だ、我慢我慢!
次回のお楽しみにしておこう。
とりあえず飲み物のメニューをもらった。

スペインではハーブティーのことをInfusiónインフシオンと言う。
最近よく飲んでいるルイボスティーを探していると
私が大好きなSANS&SANS(紅茶、ハーブティーの専門店)のEquilibrioがあったので
それをたのむことにした。
このルイボスティーはルイボスを中心に、カモミールやレモンバーム、アニス、フェンネル、ブラックベリー、ハニーブッシュなどが入っていて、
ほんのりとしたハチミツとハーブの香りで
歩き疲れカラダをふんわりと優しくリラックスさせてくれる。
大好きなハーブティーだ。

運ばれてきたポットがちょっと変わってかわいくて
スタッフのお兄さんに「これ、カワイイ〜」と言ったら
すっごい笑顔で「そうでしょ!」と。

居心地もとっても良かったし、
次は絶対にスイーツを食べたいと思っているこの頃。

店名 BRISTOL
住所 Carrer de Roger de Flor,220
Instagram

絶滅しかけたクリスマスカクタス



咲いたんですよ〜。
去年は蕾が2、3個だけだった上に
どんどん葉っぱがヨボヨボになって
蕾はポロリと取れてしまい、
絶滅寸前状態だったクリスマス・カクタス。

あれから、植物の本を参考にしたり
YouTubeを観たりして
とりあえず、できる限りのことをして
今年はこんなに生き生きした葉っぱと
たくさんの花を咲かせてくれた。

赤い花はちょうどクリスマスに合わせるように
満開に咲いてくれて
白ピンクの方は、ちょっと遅れたけれど
お正月にちょうど満開に咲いてくれた。

花って不思議だなと思う。
きちんとした時期に
きちんと咲いてくれるのだ。
ヒヤシンスの球根も
咲いた後は毎度隅っこの方に置きっぱなしにしてしまうのに
時期が来ると、ひっそりと黙ってひとりでに咲いてくれる。
存在に気が付かず、ごめんなさいって気持ちになってしまうのだけれど、
ありがとうの感謝で気持ちはいっぱいだ。

それにしても
夫から去年の誕生日にもらったシクラメンは
枯らしてしまった。
どうもシクラメンは難しい。
まだまだ修行が足らぬこの頃である。

サグラダファミリアに天使の輪


昨日の朝、
サグラダファミリアを見たら、
あれ? 天使の輪がついてる!!!
この輪がかかっている塔はTorre de Jesucrist
日本語で言うとキリストの塔で
完成予定では172メートルの高さになるそうで
サグラダファミリアの中では
一番高くてメインとなる塔なのだ。
いやいや、これは天使の輪ではなく
建設に必要な囲いだと思うのだけれど、
なんだか天使の輪に見えてしまうのだ。
クリスマスが近いしね。

なぜ、早朝にここへ行ったかというと
1週間前に歯に詰めたものが
デンタルフロスをしていたらポロリと取れてしまったのだ。
えぇっ〜。
大ショックで中々眠れず
朝、急いで通っているサグラダファミリア近くの
歯医者に駆け込み
再度、入れてもらったのであった。

今度こそ、取れませんように。
祈るばかりである。

今、クリスマスシーズンで
サグラダファミリアの周辺では
クリスマス商品を売る出店がずらりと並んでいる。
クリスマスツリーにクリスマスリース
そして、バルセロナのクリスマスに
欠かせないのが『カガティオ』だ。
結構大きなものなので
お土産に持ち帰るのは難しいかな。
ぜひ、写真に収めてみてはどうだろう。
かわいいよ〜。

それでは良い一日を!


こちら、我が家の手作りカガティオだよ〜。

12月の部屋飾り


リビングの正面真ん中にドンと構える
我が家の暖炉。
今年はその上に骨董市で買った
サンタクロースのマトリョーシカを飾ってみた。
この人形はお気に入りで
見た目と手描きの雰囲気からすると
結構古いものだと思うのだ。
とにかく、一年に一ヶ月ほどしか登場しない
我が家の愛しい五人兄弟のサンタさんたちなのだ。

それから二ヶ月前に買った天使の飾り物があり
それにドライフラワーを周りにデザインして
玄関ドアのところにリースの代わりとして
取り付けようかと思っているのだが、、、
まだその作業をしていない。
やろう、やろうと思ってはいるのだが
中々そこに辿り着けないでいる。
そして、そうこうしているうちに
クリスマスは過ぎてしまうのではないかと
最近あせり気味になっているところ。

住んでいる町でも
通りにクリスマス・イルミネーションが輝きはじめ
歩いて1分のところにある、
ビンを捨てるゴミ箱までの道のりにある
一軒家の大きなガレージに
キリスト様が誕生した日のミニチュア模型を飾っている人がいて
クリスマスシーズンはガレージがオープンになり
誰でも見れるようになっている。
いやいや、見せたいのだと思う。
その見せたい気持ちがわかるほど、
20畳ほどもある場所いっぱいに飾られているのだ。
近いうちにちょっと写真を撮らせてもらおうと思っているので
その時にはブログに載せようと思う。
乞うご期待。


誕生日前後にやって来る不運


私は蠍座、
蠍座の女だ。
去年は誕生日の1週間ほど前に
奥歯で食べ物を噛んでいると、急に痛くなった。
特に硬い肉や硬いパンが食べられなかったが
歯医者に通い、なんとか回復してきた。

そして、今年だ。
誕生日を少し過ぎた頃
硬いものなど食べていない、、、
食べたのは、お昼に食べたレモンパスタ。
私の大好物。
それを作って、テレビを見ながら食べていたら
ゴリっと口の中で何か小石のようなものを噛んでしまった。
なんだろうと思って出してみたら
白胡麻ほどの小さな石?だった。
どうして、レモンパスタに入っていたのか、、、
不思議だわ〜と思いながら
次の瞬間
舌が前歯の裏に触った時、、、
あれ、穴が空いている、、、もしや
血の気が引いた
そう、前歯の裏を15年ほど前に治療したときに詰めてもらった詰め物が取れたのだ。
いやだ、どうしよう〜。
とにかくすぐに歯医者の予約をとり
そして、今またサグラダファミリア近くの歯医者に通っているというわけだ。
とりあえず、サグラダファミリアは教会なので
付近から、歯の治療が無事終わりますようにと
お願いしてしまった夜であった。

この蠍座期間の一ヶ月、
考えてみたら、最強の不運続きの日々だった。
パロサントを焚いて、
お清めした夜もあったほど。
まぁ、所々に良いこともあったけれど。

そして、今考えることは
来年の誕生日、蠍座期間中に
どうかどうか、平穏に過ごせますようにと
今から願っているところだ。
サグラダ様、どうぞよろしく。


ミロ美術館とピカソ美術館を1日で回る


先月20日から始まった
『Miró-Picasso』展へ行ってきた。

これは本当に貴重でスペシャルな展示会で
ピカソの没後50周年とミロ没後40周年という
この二つの記念年が重なって行われている企画で
今までにないくらいの膨大な絵画やオブジェなどが
両方の美術館で見ることができるのだ。

ミロとピカソはとても親交が深く
両方の館内で笑顔で語り合うミロとピカソの映像を見ることができた。
この貴重なビデオが見られただけでも
私にとっては来た甲斐があったほど。
人を笑わせたり楽しませることが好きなんだなぁ。とつくづく思ったのだ。
そういった二人の動きが
あぁ〜、やっぱりスペイン人だわ〜と
そう感じずにはいられない動画だった。

二人とも、晩年になってからの絵が
とってもとってもキュートで
それに、彼らのアートは難しく考えるものではない。
パタパタッとか
ふわふわとか
プニョプニョとか
スルスル、、、
そんなオノマトペが聴こえてくるようなアートで
心がおどるのだ。

晩年を迎えても
作りたいものを作り
描きたいものを描き
恋をし、愛して、
踊って、語って、人を楽しませた。
そんな二人がとっても素敵に思えた展示会だった。

もし、来年の2月25日までにバルセロナにいらっしゃることがあれば
もし、ピカソやミロが好きならば
ぜひぜひ行ってもらいたい。

上の写真は、ピカソ美術館で見た
ピカソがミロに贈ったカードだ。
『pour Joan Miró』ジョアン・ミロのために
ジョアン・ミロへ、、、と訳すのだろうか。
ちょっとウキウキするような音楽が
オルゴールの音のようにキラキラしながら聴こえてきそう。
そんな絵に見えた。


ミロのオブジェがピカソ美術館にやってきた!
普段ならミロ美術館に常設されている赤いハイヒールを履いたオブジェがピカソ美術館にあるということがなんだかうれしい。



ピカソ美術館の情報はこちら

ミロ美術館の情報はこちら

一般のチケットは、どちらかの美術館のホームページからオンラインで
両方の美術館が見れるチケット予約をした方がお得です。
オンライン予約をすると二つの美術館鑑賞ができて22ユーロ
ただし、予約時に日時を記入するので予定が立てにくい場合は割高だけれど直接行って購入した方が良い。特に長蛇の列で入場に時間がかかることはないと思います。
直接行って購入するとミロ美術館14ユーロ、ピカソ美術館14ユーロ

バルセロナにお住まいの方は図書カードを使って入ると
ミロ美術館は7ユーロ
ピカソ美術館は7.5ユーロ
なぜか、両方の美術館が見れるチケットをオンライン予約すると15ユーロと
お得にならず、逆に割高になるという現象が不思議。
バルセロナマジックかしら〜。
ですので、図書カードの場合は直接行って購入するのがベストです。