小鳥ちゃんが舞い込んだ


こんなことってあるのだろうか。

朝の空気を入れ替えるため
ベランダへ出るガラス扉を全開にしていたら
小鳥ちゃんが迷い込んできた。

実は鳥が苦手てある。
ただ、小鳥くらいならなんとか
まぁまぁ大丈夫だが、
できることらなら早く出ていってくれないかと
心の中ではドキドキ、ヒヤヒヤだった。

棚に飾ってあるオブジェの上にちょこんと乗ったり
パタパタと飛んではあっちこっちを行ったり来たり
さらにはキッチンまでやってきた。

小一時間ほど我が家を旅して
外へ飛び立って行ってくれた。

日本にいる父にLINEでこのことを話したら
小鳥が舞い込むのは良い知らせなのだそうだ。

へぇ〜、どんな良いことがあるのかなぁ。

ちょっとだけ、
いや、とっても楽しみにしている。

ちなみに写真に写っているテーブルの上の粉は小麦粉で
パン作りにハマっている夫のものだ。

形もいいが、味もとってもおいしい
夫の手作りパンだ。

実家の片付けをしに一時帰国


懐かしい昭和のデザイン。

実家の片付けをしていたら
カルピスが4本ほど入るほどの大きな贈答用の箱が
押入れから出てきた。
中に入っていたのは昔のアルバムだった。
もちろん、アルバムに収められていた写真は
いろんな記憶が蘇る。
時が止まったその瞬間が
紙に映し出されている。
考えてみたら、なんとも不思議だ。写真というのは。
それはそうと、私が感動したのはこのパッケージデザインだ。
見れば見るほど気持ちが安らぐ。
母の日?のイメージ?
カスミソウとカーネーション。
カーネーションが置かれている位置がいい感じじゃありませんか〜。
水色の水玉模様もよく見ると
規則正しく置かれれいるわけじゃない。
なんとなく水が弾けるようなそんなリズムで配置されているように見える。

9月の一ヶ月間は
実家の片付けのため一時帰国をしていた。
一昨日、バルセロナに戻り
今、のんびりしているところなのだ。


山の上のレストラン


今年の夏休みは遠出をしないで
近場で楽しむことにした。
私は結構それで満足している。

今回出かけた場所は
我が家から車で50分ほどのところだ。
Vicヴィックの近くの山である。
山の麓までは35分ほどで行けるのだが
そのあとは細いクネクネとした山道を
曲がって曲がって上がって行き15分ほど。
あともう少しでレストラン、と言うところで
車を停め、最後の急な坂道は自分の足で上がって
やっとたどり着いた
眺めのいい、山の上のレストランだ。

金曜日はお昼の1時15分からがオープンで
私たち夫婦は最初のお客さんだった。

田舎風な雰囲気のあるレストランで
入り口の赤い簾がゆらゆら風で揺れ
なんとも言えない心地よさだった。
それに輪をかけて、かかっている音楽がとても良かった。
ボサノバだったり、スペインのフラメンコ風だけれどゆっくりとした曲だったり
あぁ、家から離れて観光しにきている〜
そんな気分にさせてくれる場所だった。

まず初めにお通しとして、オリブーが運ばれてきた。
ちょうどいい塩加減。
それだけでちょっとうれしい。

そして、トマトのサラダをオーダー。
オリーブオイル、ヴィネガー、塩、胡椒という、
スペインではお決まりのドレッシング・スタイルだ。
その味のバランスがちょうど良く、しかもトマトが山盛りだ。
ついつい旨さにつられて手がのび
トマトで結構お腹いっぱいになってしまったほど。
シンプルなサラダだけれど、心から本当においしかった。
今、世界中ではインスタ映えなサラダが流行っていて
見た目に異常なほど気を遣って、味や素材が適当なレストランが多いのが現状だ。
でもやっぱり、素材の鮮度がいい
こういった、普通のトマトサラダが一番うれしい。

お次にメインのパエリア。
見た目、とってもシンプルだけれど
何よりエビの火入れがちょうどよく
レストランで、こんなに美味しいエビがのっているパエリアははじめて。
ちょっと驚いたのは、お米が結構固かったこと。
こんなに生に近いコメもありなんだと
夫と衝撃を受けた。

最後はポストレ、スイーツのこと。
今日はなんだかプリンが食べたかったので
Matóマトという山羊または羊のフレッシュチーズをプリン仕立てにしたものを注文。
スプーンを入れると通常のプリンと比べて硬めだが
口に入れるととってもクリーミーで
コクがあり、う〜ん!おいしい。
絶品である。
上にのっているきな粉っぽいものは
アーモンドを細かく砕いたもので
これも口の中でいいアクセントになり存在感がある。
考えられているなぁ〜と感心。

そして最後にコーヒーを。
なんと、我が家で14年以上買っている
おいしいEl Magnificoエル・マグニフィコのコーヒーだった。
注文した全ての料理が
私たちの口に合うはずだ。合わないわけがない。
やっぱり、使う材料などが
おいしいというものを、きちんと厳選しているレストランということが
最後の締めのコーヒーで納得できたのだ。

それにしても、上の写真は『ザ・スパニッシュ』な感じだよね。
こういうの食べるのも久しぶりだ。
最初は私たち夫婦が一番のりで他にお客さんがいなかったのに
あれよあれよと、家族連れが次から次へとやってきて
いつの間にか満席になっていた。

良かったらぜひ、行ってみてほしい。
ウキウキ、ハイキング気分で。
ちなみに、こちらは宿泊もでき、
朝の雲海なんかが見れたら最高だよね。

場所 : Santuari de Bellmunt サントゥアリ ダ ベルムッ
ホームページからInstagramを見ると、営業時間が書かれてあります。
現在、2024年夏の営業時間はこちら

  • 木曜日 20:00-23:00
  • 金曜日 13:00-23:00
  • 土曜日 08:30-23:00
  • 日曜日 08:30-17:00

    要予約、621235325

こんなに食べた犯人は誰?


久しぶりに川沿いを
夫と一緒に散歩してきた。

太陽がキラキラと輝いていて
光も強くて
暑いのだけれど
川沿いは木々が茂っていて
暑くはない。
涼しいと言うほどではないが
いい気持ちだ。
なんたって、良い風が吹くのだ。

歩きながらそこここに咲いている植物を眺めながらが面白い。
もやしのような葉っぱの見たこともない植物に出会ったり


葉っぱが虫にくわれて穴だらけの木も見つけてしまった。
ヒャァ〜! かわいそう。

自宅に帰って写真を見返したら
穴を開けた犯人を発見!!!

写真の左上にバッタが写ってた〜!

キミが犯人だね。食べ過ぎだよ〜。

往復2時間のハイキングコース。
歩くのっていいね。
歩く速度だと、道端でいろんな発見ができるしね。

それでは良い1日を。

骨董市で植物標本が額装されているものを買った


昨夜、いつもは静かな夜の町なのに
最高に騒がしい夜だった。
というのも、欧州選手権でスペインが優勝したからだ。
優勝が決まった後、
町周辺では花火が上がり、暴走車の爆音や、オレオレ〜の歌が聞こえ
嬉しさと、ストレス発散者も続出な深夜だった。
数年前なら、カタルーニャではスペインが優勝しても
「うちらカタルーニャだし、関係な〜い」というような
雰囲気だったけれど
ここ数年、バルセロナからメッシもいなくなり、
バルサが優勝できず、
打ち上げ花火が消化できず、溜まっていたのか
昨夜は花火がいくつも上げられていた。
うれしい。けれど、騒がしすぎるぞ。まぁ、いいか。

さてさて、昨日は久々の月に一度のカルデデウでの骨董市があり
素敵に額装された絵を買った。

ネットで調べてみたところ
「ヴィルモラン商会」(Vilmorin-Andrieux et Cie)という
パリにある種の会社が、1879年にイラスト入りのカタログ(標本)を作った
そのカタログ(標本)の1ページが額装されたもののようだ。

145年前に生まれたカタログから
現在の我が家に来るまでに、
どんな場所をたどりたどって、
ここに来たのだろうか?
そんな空想ができるのが
骨董の面白いところだ。

額もところどころが
少しかけていたり、
塗装がはげていたりして
かなり古いものだ。
ガラスも昔のゆがみのある感じが良い。
気に入っている。

カタログ(標本)なので、
よ〜く見てみると
十種類ほどの花のそれぞれの横に
とっても小さなサイズの数字があり
それぞれの花の名前が数字とともに下に書いてある。

せっかくなので、
ここに書かれている
花の名前を覚えてみようかなと
思っているところだ。






最近お気に入りの散歩道


住んでいる町には
散歩コースがいくつもある。
川沿いを、水の音を聞きながら心地よく歩けるコースや
上り下りが結構激しいコース。
美しい草原コース。
田舎の田園風景が楽しめるコースなどだ。

そう、最近見つけたのが田園風景のところで
ここのところ家に篭りっぱなしだったので
夫と一緒に散歩に出かけた。

散歩道で何を一番見ているかというと
やっぱり植物なのだ。

名前はわからないけれど、
面白いのが咲いていて
「これって、サグラダファミリアの塔に似てるね」とか
植物を見ては
自分が知っている『似ている』ものを
あれこれ連想したりして
散歩トークに花が咲くのだ。

夫はここ数年、
干支の木彫に凝っていて
来年は巳年なので、
下を向きながら、
蛇に似たような枝が
道端に落ちていないか、
探している。

2時間ほどの散歩だったけれど
田園風景を眺め、空を見て
花を見て、地面を見て。
とくに、何を考えるのではないけれど
のんびり、歩くのって
いいなぁと思うのだ。


バルセロナでジョージア料理が美味しかった〜


ジョージアには行ったことがないけれど
トルコ旅行の時にイスタンブールで食べた
ヨーグルトソースがあれにもこれにもかかっていて
大好きになってしまった。
それからヨーグルトソースにハマってしまったのだ。
だから、きっとジョージア料理もおいしいだろうと思い、
夫と一緒に行ってきた。

とりあえず、当日の午前中に予約をし、
期待を胸にお店に辿り着いてみると
レストランの店内には、ひとりもお客が見当たらず
ちょっと薄暗い中に、大きめのモニターがあり
派手目な音楽が映像と共に、
ちょっと寂しそうに響いていた。

テラスには1組の観光客らしき中年カップルが食事をしていた。
そう、たった一組だけ。
土曜日の昼だというのに、、、。
あぁ、なんかハズレのレストランかなぁ、、、と
モヤモヤした気持ちでメニューを見ていた。

ジョージア料理ははじめてなもので
メニューを読んでも、独特な言葉で
それがどんなものなのかわからず、
夫婦でわからなそうな、困った顔をしていたのを見て
スタッフの人が写真入りのメニューもあるわよ〜と一言。
写真入り!、これよ、これ。

とりあえず、インスタでチェックしていた
大きなパンの中に卵がのっかってるのと
ナス料理が気になっていたので
それを注文してみた。

さてさて、料理が運ばれてきて
どうかなぁ〜

うぁ!!!
これ、最高においしい〜よ〜〜〜
パンは手作りのようで
モッチモチ。
チーズが伸びる伸びる。

ナスの料理も
ジョージア独特のハーブのようなものと
ゴマの味がバランスよく混ざっていて
そして、ヨーグルトソースもたっぷり、どっぷりつけて食べた。

久々の大満足なレストランだった。


それにしても、
こんなにおいしいのに、人気がないのはどうしてだろう。
不思議だ。
私はもっともっと、何回でも行きたいと思っている。
スペイン料理はもう、とりあえず飽きるくらい食べているし
違うものが食べたいと思っていた時のこの料理。

この時は、あまりお腹が空いていなかったので
2品しか食べられなかったけれど
他の料理もおいしそうなので
通って、いろいろ食べてみたい!

とにかくおすすめのジョージア料理店。
スペイン料理に飽きたと思ったら
ぜひ、行ってみてほしいなぁ。

店名 Restaurant Tiflis レストラン・ティフリス
住所 C/Consell de Cent, 487
インスタグラム

Googleマップ https://g.co/kgs/wwGCu2J

Viva! Summer


ほぼあまり海の方へは行かない、
というか、行く用事がないので
一年ぶりのBarcelonetaバルセロネタへ行ってきた。

もう、夏の日差しで
キラキラひかる太陽が目に痛いくらいだ。

砂浜では水着姿の観光客が多く
この写真はちょっと砂浜より一段高いところなので
こちらはみなさん服をまとっている。

私の住まいは郊外にあるので
バルセロナの街へ来ると
やっぱりどこか観光している気分になる。
これってお得だよね。気持ちが。

そうそう、先日バルセロナのフリー雑誌
Time Out Barcelonaのホームページを見ていたら
バルセロナのおいしいお米料理(パエリアなど)のレストラン、
ベスト23が載っていた。
その中に、バルセロナのガイドブック『心おどるバルセロナへ』に載せていた
Can Rosカン・ロスが選ばれていたので
うれしくなってしまった。

よかったら、ここにベスト23の
情報を載せておくので
観光にいらした際のレストラン選びの参考に!
少しでもおいしいものを食べたいよね。

それでは良い一日を!
ボンディア〜。

バルセロナのおいしいお米料理(パエリアなど)のレストラン ベスト23


場所によっておいしさの基準が違うのだ


懐かしいパン屋さん。
そこは昔ながらのパンが並べられている。

おしゃれなパン屋さんには売っていない
バターじゃなくて、
ラード(豚の油)を使ったクロワッサンやエンサイマーダが
売られている。
エンサイマーダというのは渦巻き状になっていて
上からパウダーシュガーがかかっているが
甘さは控えめであり
そのまま食べてもいいが
ちぎってコーヒーに浸して食べてもいい感じだ。
ちぎるとわかるのだが、ちょっとパイ生地のように(パイ生地じゃないけど)
層になっている。
確か、マヨルカが発祥のお菓子。
お店によっておいしさは様々なので、
ラードの味が強すぎると口の中に味が残って残念なことになるけれど
さらりとラードが香るくらいなものもあり
私は、昔から馴染みのあるパン屋Mistralミストラルのが好きだ。

今日はそのパン屋さんで軽くランチを済ませた。
ここのフラン(プリン)はおいしいのよ!と
パンを選んでいた時に
馴染みのお客さんらしき女性が
私に教えてくれたので
今日、初めてここのプリンを頼んでみた。
なるほど、決してフワフワでなめらかではないけれど
昭和な味が気持ちをリラックスさせてくれる。
硬めで、すが入っているのがいいじゃないか。
結構好きだ!この味。

日本では、すが入っているプリンは出来が良くないというけれど
ここスペインでは、すが入っているプリンはおいしい状態だというのだ。

ところかわれば、おいしさの形も違ってくるんだよね。
それが、面白い!

太陽の国はまだ寒い


先週末から雨が降っている。
降ったり止んだりの連続だ。
朝の気温が3度になった日もあるほどで
寒い。
まるで一月が戻ってきたような
そんな寒さだ。

もちろん服装もセーターが手放せない。
家にいる時は膝掛けも必要だ。

どうしちゃったバルセロナ。

でもね、本当はありがたいし、うれしい。
水不足でどうなるかと思っていた矢先の
この恵の雨だ。
夫がガソリンスタンドで
洗車をしようと思ったら
水が出なくて車を洗えなかったと
それを聞いた時
今後の生活がどうなるのだろうか?
水道の蛇口をひねっても
水が出てこなくなったりするのかと
不安がよぎったからだ。

寒いけど、我慢はできる。
水が出いないよりはマシだ。

雨よ、本当にありがとう。

先週の金曜日は久しぶりの晴れで、隣町までお買い物へ行ってきた。薔薇が気持ちよさそうだった。

朝食をとっていると目に入ってくるベランダの風景。
いろんな色にときめいてまう。