
今週はとても涼しい日々がおくれています。
曇りがちで、昨日は雷や突風、そして集中豪雨に雹も降り
大きな葉っぱを持った植物が
葉に穴があいてしまい、ちょっとかわいそうな感じです。
気になるのは今後のお天気。
今週末から、友達のフランス人一家が
バルセロナの海辺の町にバカンスに来るので
せめて、彼らがいる間は
いつも通りの暑い夏でいてほしいなぁと
思っているところです。
上の写真は我が町ラガリーガの駅のすぐ近くにある大きな木。
駅に行く途中にあって、
このちょっとした広場に広がる雰囲気が
いい感じだなぁと
良い空気を感じる私の大好きな場所です。
この木、とっても大きいのです。
後ろの豪邸をすっぽり隠してしまうほど。
しかし、それにしても何の木なんでしょう。
いまだに名前を知りません。
さて、話は変わりますが、我が町には1館の映画館があります。
1913年に建てられたモデルニスモの建物です。
外見はそれほどではありませんが、
中に入るとペールピンクをポイントとした色彩が
館内を華やかにしてくれて
気持ちが上がります。
最初はカフェ・ホール、
カフェなどが飲めるダンスホールとして営業していたそうですが、
1928年から映画館になったそうです。
一見の価値ありな映画館です。
そこで、見覚えのあるポスターを発見しました。

スタジオジブリの『紅の豚』ではないですか。
なぜ、今、この映画がこの映画館で上映されるのかは不思議ですが、
この映画、実は私にとってはとても思い出のある映画なんです。
ちょうどこの映画が日本で上映される時期
イベントの企画制作の会社で働いていて、
『紅の豚』を日本の航空会社の機内でも上映するための
英語バージョンを作るというプロジェクトがあり
映像を見ながら、外国人の声優さんが、しゃべるタイミングの時間を
何分何秒コンマいくつまでを台本に書いていくという
そんな仕事をしたことがありました。
きちんとタイムを書かないといけないので
もう、何度も何度も確認しながら見た映画です。
もちろん、それは上映前の映像で
とりあえずできているものなので
色が入っていない場面あり、
線で描かれているけれど、なぐり描き的な感じで
もうすぐ上映だというのに、この状態で声を入れ込むんだぁと
驚いたことをがあります。
この段階から数日後にはもう上映をむかえるんですよ。
その仕事の凄さにさらに驚きです。
とにかく、あんなに何度も見たはずの『紅の豚』なのに
内容があまり思い出せないんです。
おそらく、しゃべるタイミングの事ばかり気にしていたので
今、思うと内容が頭に入っていなかったのだと思うのです。
エンディングがどうなったのかさえ
思い出せないんです。
だから、いつかこの『紅の豚』を
じっくり観てみたいと思ったのでした。