
月日が経つのは早いもので
私、60歳の誕生日を
この度めでたく(自分で言うのもなんですが)迎えることができました。
誕生日の日は土曜日でしたが夫が仕事だったので
ひとりで、
そうだ、ピカソ美術館へ行こう。
と突然思い立ってパスに乗ってバルセロナの街まで
出かけていきました。
実は私、ピカソと同じ誕生日なんです。
ピカソ美術館に到着して入場チケットを買うところで
スタッフの男性がいたので
ちょっと聞いちゃいました。
「今日はピカソの誕生日ですよね」と私が言うと
男性は一瞬考えて、、、「そうですね」と。
そこで私はこう言いました。
「今日はピカソの誕生日で、私も今日が誕生日なんです。何かチケットのスペシャル割引とかありますか?」
男性は、ちょっとお待ちくださいと言い、インフォメーションカウンターの女性たちのところへ行き
私にこう言いました。
「それではお客様、こちらのカウンターで受付くださいませ」
そう言われたので、すぐ奥にあるインフォメーションカウンターへ行くと
女性が、「Feliz Cumpleaños!お誕生日おめでとうございます」と
私はその日、夫以外に「お誕生日おめでとう」と言われて
うれしくなってしまい「Muchas Gracias!どうもありがとうございます」と
照れながら伝え、
生年月日が明記されている滞在許可のカード見せて、
笑顔で「はいどうぞ!」
とスタッフから一枚のチケットをいただきました。
どのくらいのディスカウントになるのかなとワクワクしながら
「おいくらですか?」とたずねると
「無料です。ご招待です。」と言われて、
なんだかうれしさと、恥ずかしさで顔が赤くなってしまうほどでした。
何度もお礼を言って、
記念すべき『ジャス還』の誕生日を
ピカソの作品を眺めながら過ごしたのでした。
これは、ピカソからの最高の誕生日プレゼントです。
この日、今まで見たこともない
ピカソの絵に出会いました。
この絵がとても印象的だったのです。
遠くからだと薄暗い中に
その絵は
微かなスポットライトを浴びていました。


ワイングラスに赤い花が生けられている
とってもシンプルな絵。
でも、よく見ると白い花も奥に描かれているのです。
今回、とても気になった絵です。

上の写真はタイトルなどの表示で
日本語に訳すと『青いグラス』
赤や白の花は見えてるけれどブルーのグラスとは知らなかった。
1903年の作品というのですから
ピカソはまだ22歳の時ですね。
この絵を見てふと思ったのは
『星の王子さま』のバラの女の子です。
はてさて、ピカソはどんな思いでこの絵を描いたのだろうか。
どんなストーリーがあったのか。
いろいろ考えて、妄想して楽しんでおります。
そして、私の勝手なディスカウント要求に
答えてくださったピカソ美術館のスタッフの方々
どうもありがとうございました。
この思い出は一生ものです。