トゥールズを拠点に美しい街Albiアルビへ行き、骨董市を楽しむ


前回からの続きですが
トゥールーズの観光案内所で、まさかの骨董市はあるけど
とっても小規模だといわれてショックを受けつつも
素敵な小さな町や村を教えてもらい
しかもネットで調べてみたら骨董市が開かれることを知り
ウキウキ気分で翌朝、出かけました。
そこはAlbiアルビという大きな素晴らしい街でした。
そのはずです、この都市は2010年に世界遺産に登録されているのです。
トゥールーズからは車で1時間ほどでした。

Albiアルビに到着し、
まずは楽しみにしていた骨董市の場所を確認。
朝9時くらいでしたが、
まだ、業者の方々はワゴンから品物を出したり並べたりだし、
広場にはまだ半分くらいの業者さんしか来ていない状態でした。

さてさて、私たちは朝食がまだだったので、
アルビ大聖堂(La cathédrale Sainte-Cécile)の広場にあるカフェで
クロワッサンとカフェオレをいただきました。
やっぱりフランスの朝食といえば、これですよね。


このカフェオレが入っていたカップが
メキシコのおじさんが描かれていて
シンプルでかわいいなぁと、つい写真を撮ってしまいました。
トゥールーズ周辺では、というかフランス全土なのかわかりませんが
カフェを注文すると、小さな小袋に入ったお菓子がついていて
しかも、そのお菓子はお店によって様々なので
これも楽しみの一つでした。
バルセロナでもお菓子、またはチョコレートがついている場合が
ありますが、割合としては半分以下のような気がします。
その代わり、コーヒーを頼むとだいたい砂糖が2袋も
ソーサーにのっています。


朝食をすませ、いよいよ待ちに待った骨董市へ
うれしすぎて胸が高鳴ります。


フランスの骨董市は、なんといっても色彩が好きです。
風が違うんだなぁ。そう空気感、
この雰囲気にバルセロナ郊外の骨董市との違いを感じます。
ひとつひとつのお店を順番に
ゆっくり見ていくのだけれど
どんな物に出会えるんだろうと
本当にドキドキしながら見るのが
もう、たまらない感動なんです。

お皿やコーヒーカップなどの食器関係を
いろいろ買えたらと思っていたのですが
たくさんそれらはあったけれど、
お気に入りを見つけるのは運と縁ですね。
今回はたったひとつだけ、お皿を買いました。
とっても気に入っています。


こちらが今回の骨董市で購入したお皿です。
お店のご主人のお話では
フランス製で、1900年のものと言ってましたが
1900年にしては新しい感じがしますが、、、
とにかく、手書きで描かれていて
お皿のリム部分の美しいデザインに惹かれてしまいました。
さらに、真ん中にいる黄金色のお馬さんが
気持ちよさそうにハープを奏でているのが
なんともいえず、胸キュンな感じです。
真ん中に何か、例えばポテトサラダを盛ると
かわいいお馬さんが隠れて周りのリムの美しさが際立ちます。
そして、食べ終わるとお馬さんが登場するのです。
いやいや、なんて素敵なお皿でしょう。

ひとつだけしか買わなかったのですが
大満足の骨董市でした。

次回は、アルビの街を写真を交えて少しご紹介しようと思います。
それでは、また。

kinopiyo
バルセロナ在住。グラフィックデザインをしつつ布で小物なども製作中。 2019年12月に出版したバルセロナのガイドブック『心おどるバルセロナへ 最新版』イカロス出版より発売中。電子書籍もAmazon、kindle、楽天koboなどでお求めいただけます。私が好きなお店の紹介や暮らしについてをお伝えしたいと思っています。