フランス、小さな町Sommièresソミエールのレストラン話など(冬休みの旅2)


さてさて、おいしいパンに出会えなかったので
すぐに次の町Sommièresソミエールへ車を走らせたのだが
到着してかなりお腹が空いていて
すぐにでも食べたかったので
橋のすぐ近くにあったブルトン風のクレープ店に入った。
ここはブルターニュではなく南仏だけれど、
まぁ、お手軽だし、なにはともあれフランスだから〜と入ってみた。
私がメニューから選んだのはラタトゥイユのクレープで
ボリューミーで生地もパリッ!フワッとしていて
とてもおいしかった。大満足である。
最近、量が食べられなくなったのでセット・メニューにしなかったのだけれど
セットでオーダーしたお隣のカップルをチラ見したら
メインでは山盛りの野菜がのっているクレープを食べ(夫はこれを注文)、
デザートはなんだろうと思ったら
なんと、甘い系のクレープを頼んでいた。
ここで夫が一言「これがフランス人なんだなぁ」と
顔を見合わせて笑った。
日本人なら、メインがクレープなら次はクレープはたのまないだろう。
フランス人のクレープ・ファンはそうやって注文するのだ。
一皿たべ終わり、このレストランを見渡してみると
いつの間にかあふれんばかりの人でごった返していた。
間違いなく人気のソミエールおすすめのレストランだ。

お店の名前 les korrigans du vidourle
詳しくはこちらのウェブを

宿のチェックインが16時だったので
食べた後、その時間まで少し散歩をしていたら
素敵なチョコレート店を発見。
なんと、入口の扉の取手が板チョコの形をしているのだ。
かわいいアイディアではないか。
この日は営業がすでに終わっていたので
翌日に行ってみると、店内にはチョコレートの香りが漂っていて
ジュリエット・ビノシュ主演の映画『ショコラ』を
思い出してしまったほど。

お店の名前 Courtin Chocolatier
詳しくはこちらのウェブを

そして、夕食は何を食べようか
色々迷った挙げ句、なんとトルコ料理をチョイス!
ウェブで町のレストランを探しても
お酒とおつまみ系の軽食な感じか
ピザや、なんとかサンドのようなサンドイッチ系などで
これだ!とかピンとくるようなレストランがない。
フランスだから、、、と考えるとどこも無いし
だったら宿の近くにたまたまあったトルコ料理店でもと
行ってみることになったのだ。

トルコ料理といえば、ヨーグルトのソースがたまらなく好きなのだ。
どのテーブルでも注文されていた
6種類のディップとトルコの丸パンのセットをたのんだ。
これが、最高においしかった。
パンの上に白ゴマが散りばめられ、窯で焼かれたパンは
ゴマの香ばしさと窯の炭火味?があいまって
トルコありがとう!と感謝したくなるほど。
そのパンと6種類ものディップをあれこれつけて食べる。
ヨーグルトとミント味やラタトゥイユのようなディップ、
フムスやヨーグルトサラダ、
などなど、これは心おどるハッピーセットだ。
そして、メインで注文したのが鶏肉と野菜の煮込み。
これが、オニオンスープのように
パン生地が鍋ぶたのようにかぶさっていて
それをナイフで切ってみると
さぁ、びっくり!あったかい湯気がフワッと浮かび
煮込みスープが顔をだす仕組みだ。


そして、食後にトルコの紅茶を注文すると
それを運んでくれたスタッフが
「これはプレゼントです」とトルコのお菓子もいただいた。
10年ほど前にイスタンブールへ行ったことがあるが、
トルコは親日化の人が多く、楽しい思い出がたくさんある場所だ。
そんなことを、香ばしい紅茶を飲みながら
夫と何気なく話をしたのであった。


お店の名前 La Maison De La Viande Turquoise
住所 11 Rue Abbé Fabre, 30250 Sommières France

〜お次はソミエールの骨董市などのお話〜

フランス、モンペリエの近くの小さな町Lodèveロデヴへ (冬休みの旅1)


待ちに待った夫の2週間の冬休み。
クリスマスの休暇が今、やっとやって来たのだ。
ところが、バルセロナは小雨が降ったり止んだりがずっと続き
ほぼ外出せずにいた。
家にこもり部屋のインテリアをちょっと変えたり
ベランダの植物が春に向けて過ごしやすくするため
整えたり、掃除をしたり、
その合間に日本のドラマを観たりなど
そんな風にのんびりと過ごしていた。

実は、天気が良ければ出かけたいところは色々あった。
その中でも特に夫が行きたかった場所が
フランスのモンペリエの近くにあるLodèveロデヴという小さな町で
日本ではパン好きの間で有名な町だそうだ。
どんなパンかというと、パン・ド・ロデヴとは
天然酵母を使った高加水のパンで
とってもおいしいと噂のパンなのだ。
おいしいというのであれば、やっぱり一度は食べてみたい。
しかもロデヴの町まで、車で3時間40分ほどで行ける。
バルセロナはずっと雨だけれど、ふとスマホでモンペリエの天気予報をみてみたら
雨ではなかった。
だったら、もう行くしかないじゃないか。
とはいえ、パンだけの予定ではなんとなく物足りないので
アンティーク好きの夫婦としては
近くの町Sommièresソミエールでアンティーク・マーケットの開催があるのをチェックして
出かけたのである。
上の写真はアンティーク・マーケットがあったソミエールの町の写真。

朝の7時に家を出発し、ロデヴには10時半頃に到着した。
古い町並みは、いつか観た中世のようで
木枠の窓や扉に味があり、のんびり散歩してみたい場所だった。
ところが、天気予報は外れ、とっても寒くて小雨だった。
とりあえず、町の地図が欲しかったので
インフォメーションを訪ねてみた。

インフォメーションの担当者に地図をもらい
日本ではパン・ド・ロデヴがとても有名なので
ロデヴのパン屋さんを訪ねてみたいと伝えてみた。
すると、担当の女性は笑みを浮かべながら
以前にも日本の人たちがこの町に何度か来てパン・ド・ロデヴのことを
話していましたよ。と教えてくれた。
残念ながら現在、そういったパンを作っているところはほぼないけれど
いくつかパン屋さんがあるので行ってみてね。と
地図にボールペンでグルグルと印をつけてくれた。
5件ほどあったが、どこへ行っても日本でおいしいとされている
パン・ド・ロデヴの穴がボコボコ空いているようなパンは
見つけることができなかった。
が、最後に訪ねた開店されてほどないパン屋さんだと、
インフォメーションの女性が言っていたそこは
おそらくパン・ド・ロデヴぽかったのだ。
ウィンドウ越しにパンを作っていたのを見て
生地の雰囲気が高加水に見えたけど、、、。
ただ、お店がまだ開店していなかったので
パンは買かえず、本当にそれが日本で有名なパン・ド・ロデヴなのか?
寒さと雨に耐えきれず、確信がつかめないまま、次の町へ移動したのであった。

本当は、素敵な雰囲気のカフェでクロワッサンとカフェ・オ・レを
いただきたかったのだけれど、田舎町だからか
お昼の12時だというのに、まだレストランも準備中だったし
カフェテリアも飲み物だけならあるとか、
洋菓子店のイートインコーナーではいわゆるケーキ系はあるけれど
クロワッサンがないとか、
せっかく行ったのに、カフェもできない上にロデヴのパンにも出会えなかった。
ついてない、、、まぁ、こんな時もあるさ。
とにかく、次の町Sommièresソミエールへ向かったのであった。

つづく
※ロデヴではスマホの充電メモリーが少なくなり、写真を撮れなかったのだけれど
次の町では写真がいっぱいです。お楽しみに。









バルセロナ建築散歩してみよう


ガウディの建築はとても素晴らしいもので
世界遺産にされているものがたくさんある。
でも、バルセロナにはガウディ以外にも興味深い建築物がたくさんあるのだ。

さぁ、街歩きをしてみよう。
普段は空いていない建物の扉が時々開いていたりする。
そこにはとても美しいデザインや照明器具、壁の装飾があったりするのだ。

もう、10年以上は住んでいるけれど
まだまだ知らない建物がほとんどで、
買い物ついでに街を歩いていると
思いがけずうっとりするエントランスに出会うのだ。

モデルニスモといえば、バルセロナではやっぱり
自然のものをモチーフにしたものが特徴で
特に植物。
花をこんな風にデザインするなんて!と、
胸キュンな気持ちになり
つい、足を止めてスマホで写真を撮ってしまったりするのだ。
様々な建物の、花のデザインを写真に収めるだけで
軽く一冊の写真集ができてしまうほど
多種多様なデザインが見て取れる。

入口からエレベーターへ続く通路の側面には
タイルに植物模様が描かれている。
まるで、蔦が壁についているようにエレベーターへ誘っている。
そして、入口の扉にはアヤメの彫刻が施されている。
さらに、床には植物のモザイクが渋い色合いで描かれているではないか。
こんなエントランスを毎日、出たり入ったりできるなんて
心豊かな気持ちになっちゃいますよね。

ここはまた別の建物のエントランスだけれど、
こちらも、照明が美しく、つい見惚れて時間を忘れてしまいそうなほど。
壁面に描かれたなんともリズミカルなお花のデザイン。
こんな風に抽象化して描くことができるなんて、私も真似して描いてみたくなってしまう。
それに、この淡い色彩がとってもカワイイ。

ぜひ、バルセロナにいらした際には
ガウディ建築や美術館もいいけれど
街に溢れている建築物にも目を向けられると良いと思う。
ずいぶん昔に、バルセロナは街全体が美術館よ〜。
と言っている人がいたけれど。
確かに、それは本当だと思う。
しかも、これこそが本当の意味での暮らしに寄り添ったアートだと。
そう思うのだ。

あぁ、こんなエントランスを日々通りながら
自分のお部屋に行けるなんて。
それだけでも気持ちはハッピーだよね。



春といえばアーモンド

La Garrigaラ・ガリーガの町に住んで
もう、6年になる。

我が家のベランダから見えるこの教会La Domaラ・ドマ。
家を出て、ちょっとこのあたりを散歩してみた。
上の写真は散歩して、近くまで行った時に撮影したもの。

一番最初に春を告げる花といえば
やっぱりアーモンドの花だ。
桜の花に似ていて
春らしさをとても感じるのだ。

 
教会の方へ行ってみると
天使がちょこんと座って空を見上げていた。

先週は風邪をひいていて、家に閉じこもっていた。
久しぶりに外に出て、空の青や、風や光を体感して
体が軽やかになった気がした。

健康って大切だ。


そういえば、風邪を引いている間
パリに暮らす人が骨董市を紹介しているYouTubeを見ていた。
パリの骨董市では食器類が結構豊富に出品されているけれど
バルセロナではあまりない。
あったとしても、パリのように洗練された食器はほぼない。
ところが、先週日曜日にちょうど隣町のカルデデウで骨董市があり
ちょっと素敵なぽってりとしたお皿を見つけ、
買ってしまった。
平日の私のランチ用のお皿にしようと思っている。
トーストしたパンをのせたり、
パスタを入れたり。
嬉しい。

アンリ・カルティエ・ブレッソン写真展


ちょっと先月のお話ですが
1月最後の日曜日にアンリ・カルティエ・ブレッソン展へ
夫と一緒に行ってきた。

この日で展示が最終日ということで
長蛇の行列ができていて、
午前11時からオープンだったので
私たちは開館5分前から並び、
50分待ってやっと入館できたほどの
賑わいだった。

しかも私たちが見終わった後、
外に出ると、
会場外には200名ほどの人々が
まだまだずらりと待ち並んでいて、
ブレッソンの人気の広さを
改めて感じた日だった。

それにしても、ブレッソンの写真て
おもしろくて見応えがあるのがいい。
構図も最高に決まっているし、
ふとした瞬間があの一枚に
見事に収められている。

人間味あふれる表情や
ちょっと、ププッと吹き出してしまいそうなストーリー。
偶然にしか出会えないような場面。


もし、ブレッソンがドローンのように
上空からいつも見張っている状態であるなら
その一枚が撮れるのはわかるが、
そうではないのにどうして偶然の一枚が撮れるのだろう。
それがすごい。
普通じゃない人だよ。
アンリ・カルティエ・ブレッソン!


しかも、当時のフランスの人々の
装いも、とっても素敵。
時代だなぁ。

この写真展が開かれたのは
バルセロネタにある
KBr Fundación MAPFREで
写真専門の美術館。
写真に興味のある方はぜひ行ってみると良いだろう。

海のすぐ近くなので
見終わった後に海辺を散歩するのもグッド!
気持ちの良い、1日になること間違いなし。
おすすめの場所よ。

写真専門の美術館KBr Fundación MAPFREの詳しい情報はこちら

ベジタリアン、ヴィーガン料理のカフェレストランへ行ってみた


ベジタリアン、ヴィーガン料理というと
なんとなく聞いただけで、
おいしさはないのだろうなぁと
ちょっとがっかりすることがある。
ところが、ここバルセロナでは最近
それらの料理を研究されているシェフも多く
どちらかというと、今ではベジタリアン、ヴィーガン・レストランの方が
塩や酸味のバランスが良く
油っぽくもなく
胃に気持ちよく食事ができるので
利用している今日この頃だ。

この日はグラシア地区に用事があり
どこかでランチをしたいと思っていたら
ちょうど、通りかかったのが
以前ガイドブックに載せていた
『Mama’s Organic Kitchen&Cafe』の場所だったところが
お店が変わり『Botànic』というカフェレストランになっていた。

ウィンドウから見えた
スイーツがとってもおいしそうだったので
『cocoココ』という名のケーキをたのんでみた。
一番下の生地は小麦粉ではなくて私の感では、
アーモンドパウダーと
ココナッツが刻まれたものが入っていて
その上の茶色いクリームはドゥルセデレチェと言って
直訳すると『甘いミルク』という意味で
とろみのあるミルクキャラメルのような感じのものがのっていた。
普通、ドゥルセデレチェはとっても甘いのだが
甘さひかえ目になっていて、上にパラパラと振りまかれた
シリアル(かぼちゃの種、ひまわりの種、オーツ麦)が
香ばしくて、パリパリっとお菓子のようになっていて、
その食感が気持ちよく、
また、それが一緒に口の中でココナッツの香りに包まれて
とってもおいしかったのだ。
ちょっと前まで気が付かなかったのだが
私は、ココナッツ風味が好きなんだと気がついた。
夏の香りがするミルクの
ふんわりとした味が好きで、
先日、外食でフォーを食べた時に
ココナッツミルクの味がして
それもとっても気に入ってしまったのだ。

話は元に戻るが、
私がカフェで、ココのケーキをおいしそうに食べていたからか、
お隣のテーブルにいた
北欧から来たかと思われる女性3人グループが
お店のスタッフに、あのケーキ、何?と
チラリと私のケーキに注目が集まり
それをお願い。と3人グループがオーダーしたのを
私は、耳をダンボにして聞いていた。へへへッ。
後から、そのケーキが隣の席に運ばれてきて
女性たちは、おいしそうに、うなずきながら笑顔で食べていた。

ヴィーガンの方もそうでない方にも
おすすめのお店である。

この日は、フェタチーズとドライトマトのクロワッサンも食べた。
チーズとトマトのコンビネーションが最高で
とってもおいしかった。

今回はかなり軽食だったけれど
レストランなので、メニューを見ると品数ももっとあるし
次回は違うものを食べてみようかと思っている。

ココのケーキにフォークがぐさり!と刺さって、運ばれてきた時は
あまりに斬新な演出でビックリ。私がやったわけではありません。


お店の名前 Botànic ボタニック
住所 c/Torrijos 26
インスタグラムはこちら

外のお天気、私の温度


この町に住んでほぼ5年半が経つ。
住んでいるところは、霧が出ない町と聞いていたのだけれど
こんな霧に包まれたのは今日を含めて2回目だ。
それほどめずらしいことなのである。

朝、窓の景色を見て
天空に住んでるみたい〜。
と、ちょっとおもしろい気持ちになった。
いつも見えるはずの山の姿が見えなくて、
あたり一面が真っ白!

気象や気温の変化、
さらには季節が急に夏から冬になって、
大好きな春や秋が無くなってしまったら
困ってしまう。

最近、カラダが感じる温度で知ったことがある。
髪の毛につけるオイルでスペイン語ではRicinoリシノ、
日本語ではひまし油のことだ。
これ、髪の毛に塗るとボサボサヘアーも
一気に整うのである。
それに髪の毛にとても効果のあるオイルだそうで
これを使ってから髪の毛に対してのストレスが
かなり減ったのだ。
ただ、匂いがちょっとタバコっぽい感じがするので
ひまし油を手のひらにとり、
エッセンシャル・オイルを2、3滴たらして香り付けをして使っている。
今年に入ってからミントのオイルを混ぜて
髪の毛に付けていた。
ご存知のように、ミントと言えばフレッシュ感があり
頭につけるとスースーする。
そうすると、頭がスッキリとフレッシュになるのだけれど
なんだか最近、体感温度が下がった気がしたのだ。
なんだか冷えるぞ!

そう思い、もしかしたらこれはエッセンシャル・オイルを
ミントにしたせいかもしれないと思い
体を温めるエッセンシャル・オイルを調べ
ネットで検索すると、
血行が良くなるというオイルはローズマリーだった。
早速、ローズマリーのエッセンシャルオイルを購入し
髪の毛に付けてみると、
その日は気持ちも落ち着いて
なんだかほんわかと温かな感じでいられたのである。
やっぱり、そいういうことなんだなぁ。
きちんと調べてから使うべきだったと、反省。
翌日はそのオイルで足をマッサージしてみると
しばらく温かな感じでいられた。

そして、もう一つ、温かさに関することで
今更ながら知ったことがあった。

冬だし、体を温めるために
ジンジャーシロップを作ろうとして
ネットで動画を調べていたら
動画の中に文字も説明もない映像が出てきた。
観ているとそれはとってもシンプルなもので
生姜を切って、
ビンにそれを入れ
はちみつをそこに流し入れる。
それだけの動画だった。
へぇ〜簡単だ!
と、それをササッと作ってみた。
出来上がったところで、もう一度その動画の下にある
説明文をじっくり読み進めていたら
『ポイントは、切った生姜を日干しすること』
と、書いてあって、愕然とした。
えぇっ!!!それ、ちゃんと動画で説明入れてよ〜。
と、思ったが後の祭りだ。
はちみつにどっぷり浸かったスライス生姜を
ベトベトになりながら取り出すなんて、到底無理。
悲しい。

ちなみに気になったのでジンジャーシロップに関する
他の情報をネットで調べてみると
生姜に含まれているジンゲロールという成分は
じっくり煮ることによって、ショウガオールという成分に変わり
体を温める効果があるのだそうだ。
つまり、そのまま切って使うだけだとジンゲロールのままで
全く逆の解熱作用となり、体を冷やしてしまうのだ。

陰陽の話からすると、日干しをすれば陽性になるので体を温める効果をもつ。
でも生の生姜は陰性、つまり体を冷やす。
だから、私が作ったジンジャーシロップは
体を冷やすものになってしまったという話なのだ。
夏に飲むにはちょうど良いかもしれないけれど、、、。
せっかく作ったのに。
すぐに飲みたかった。

そういえば夏、冷奴に生姜をすったものを付けるのは
暑いから体を冷やすためなんだなぁ。

体を温めたいなら、生姜を日干しにするか、じっくり煮ること。

ジンジャーシロップ作りの大失敗で
私が得たことは大きい!







誰かの家のリビングのようなカフェ


ここは、
友人の家でも、知り合いの家でもなく
もちろん我が家でもない。

街を歩いていたら
ちょっとトイレに行きたくなり
たまたま通りかかったカフェに入って一休み

なんだか心地よいなぁ〜と思って
店内を見渡すと
あら、誰かの家のリビングで
お茶している気持ちになれる。
そんなインテリアのカフェ。

カップも素敵だし、
しかもコーヒーがおいしい!

今回、私がいただいたカフェは
スペインでは『コルタード』という名前で
カフェコンレチェとエスプレッソの中間サイズのカップに入っていて
カフェコンレチェはミルクがたっぷりだけれど
コルタードはミルクがちょっと少なめだ。
コーヒーを味わいたい派で
でも、ミルクは欲しいという人におすすめだ。

帰り際に
コーヒーがあまりにもおいしかったので
どこのカフェですか?
と、たずねたら
『ホンジュラス』と答えが帰ってきた。
私としてはメーカー名が知りたかったのだが
産地国の名前だったので、聞き直そうとしたが
教えてくれた女性の笑顔が
あまりにも清々しかったので
グラシアスと言って店をでた。

こういうお店は
何度でも行ってみたいと思ってしまうのである。

次回はスイーツをぜひ
試してみたい。


店名 Camelia Art Café カメリア・アート・カフェ
場所 carrer de la Diputación 278

インスタグラムはこちら

気持ちをかる〜く


夫が帰ってくるなり、
空がすごいよ〜。というので
見てみたら、こんな空だった。

ファンタジックな
童話の1ページのような
写真に撮ろう!
撮るべきだ。
というか、撮らずにはいられない空だった。

大きな窓ガラスに背を向けて
仕事をしているので
気が付かずにいたが
教えてもらって、こんな素敵な空に出会えてよかった。

こんなそんなで始まった2025年
今年はどうなるのだろう?

見かけ、おっとり、のんびり
悩み事もなさそうに見える私だが
結構、余計な妄想などをしてしまう癖があり
気持ちが揺れることもしばしば、、、
ただ、これを顔に出してはいけないと思うので
笑顔でいることで、
心のバランスをとっている。
そう、笑って誤魔化すタイプなのだ。
でも、こうでもしなければ
私というバランスが崩れてしまい
どうしようもなくなってしまう。

とにかく、今年は
自分の心に繰り広げられる
悪い妄想をしないようにしようと思っている。
妄想しても、しなくても未来は変わらないからだ。
だから心配しないで、
自然にやってくる事実、現実を
受け入れれば良いではないか?
と、思ったのである。

そう思ったら、
気持ちがかるくなった。

話は変わるが、小学4年生の時
社会の先生から『幸福さん』と呼ばれていた。
廊下や階段で社会の先生とすれ違うと
『あっ、幸福さんだ』とか
『黄色っぽい人がいると思ったら、幸福さんだった』とか
どうやら、その先生には
私が黄色い物体?に見えていたらしい。
不思議なことを言う先生だったが
学校の他に、市内の鼓笛隊の会長さん?
や、その他個人的に慈善事業などもされていて
懐の広い、情の熱い人だった。
その人柄をとっても尊敬していた。

先生は社会の授業の合間に鼓笛隊の
さまざまな出来事を楽しそうに語り、
私もやってみたいと思い
ついうっかり、入隊してしまった。
ところが、鼓笛隊というのは
楽器を演奏する場所で
人と会話を楽しんだり、遊ぶ場ではないわけで
楽器、私はフルートを選んだのだけれど
入ったその時から、演奏することが
好きではないことがわかった。
せっかくの日曜日を毎週、鼓笛隊の練習に出かけるようになり
辞めたいと思ったけれど
先生や、友達に会えるということだけで
なぜか、続けていた。
しかも、その後5年間も続けることになってしまった。

あぁ〜、どうしてだろう。
この出来事を
今、思い出してしまった。

とにかく、今年もどうぞよろしく。



お菓子の町のバタークッキー


お菓子が大好きだけれど
スペインでおいしいお菓子を見つけるのは至難の業なのだ。

スーパーマーケットに行ったって
あまり新商品というのは見かけない。
その点、日本がすごいと思うのは
日々コンビニなどで新商品を目にすることだ。
やっぱり日本人というのは
工夫やおいしさを追求する
そういう国民性なのだなぁと
つくづく感心する。

だから、バルセロナでは
スーパーマーケットに入って
新商品をたまに見かけ、
私好みのテイストだわ!というのを
見つけると
つい、買ってしまう。
でも、だいたいが甘すぎるもの、
予想と違ったものがほとんどなのだが、、、
このバタークッキーは結構美味しかった。

きちんとバタークッキーだったし
サクサク感もほどよく
お値段もとってもお手頃で
たちまち、私のお気に入りとなってしまった。
しかも、味のアクセントに
わりと荒目の塩が練り込まれ
まばらにそれが入っている。
だから塩味を感じる一口と、入っていないところを食べた一口とでは
やっぱり違うのだが、
どっちもいいかも。とも思えるおいしさが
これまたおもしろい。

このブランドのBIRBAビルバは、
Camprodonカンプロドンという名のピレネー山脈にある町で
1893年から創業されたお菓子メーカー。
カンプロドンで有名な古い橋が黄色いパッケージに
堂々とイラストで描かれているのが印象的で、
普通のスーパーマーケットによく売られている。
だからカタルーニャ地方の人々が買いやすく
愛されてきたお菓子なのだ。

今回私が推しているこの
バタークッキーのパッケージには、
橋は描かれていないが
このお菓子の名前が『Pirineusピリネウス(ピレネーのこと)』なので
ピレネー山脈が描かれている。
トップには取っ手もついていて、なんだかかわいい。
値段もとってもお手頃なので
お土産にも良いと思う。

イギリスのWalkersのショートブレッドのバター味もいいが
最近、歳のせいか、もう少しあっさり目がいいなぁと
思ってきたところに、このクッキーをみつけ
大満足な私なのである。

ピレネー山脈にかわいいウシさんが放牧されている絵がクッキーに。『Pirineus』の文字が刻まれているクッキーはお土産にピッタリ。

BIRBAビルバの詳しいことはこちらのホームページへ