
さてさて、おいしいパンに出会えなかったので
すぐに次の町Sommièresソミエールへ車を走らせたのだが
到着してかなりお腹が空いていて
すぐにでも食べたかったので
橋のすぐ近くにあったブルトン風のクレープ店に入った。
ここはブルターニュではなく南仏だけれど、
まぁ、お手軽だし、なにはともあれフランスだから〜と入ってみた。
私がメニューから選んだのはラタトゥイユのクレープで
ボリューミーで生地もパリッ!フワッとしていて
とてもおいしかった。大満足である。
最近、量が食べられなくなったのでセット・メニューにしなかったのだけれど
セットでオーダーしたお隣のカップルをチラ見したら
メインでは山盛りの野菜がのっているクレープを食べ(夫はこれを注文)、
デザートはなんだろうと思ったら
なんと、甘い系のクレープを頼んでいた。
ここで夫が一言「これがフランス人なんだなぁ」と
顔を見合わせて笑った。
日本人なら、メインがクレープなら次はクレープはたのまないだろう。
フランス人のクレープ・ファンはそうやって注文するのだ。
一皿たべ終わり、このレストランを見渡してみると
いつの間にかあふれんばかりの人でごった返していた。
間違いなく人気のソミエールおすすめのレストランだ。
お店の名前 les korrigans du vidourle
詳しくはこちらのウェブを
宿のチェックインが16時だったので
食べた後、その時間まで少し散歩をしていたら
素敵なチョコレート店を発見。
なんと、入口の扉の取手が板チョコの形をしているのだ。
かわいいアイディアではないか。
この日は営業がすでに終わっていたので
翌日に行ってみると、店内にはチョコレートの香りが漂っていて
ジュリエット・ビノシュ主演の映画『ショコラ』を
思い出してしまったほど。

お店の名前 Courtin Chocolatier
詳しくはこちらのウェブを
そして、夕食は何を食べようか
色々迷った挙げ句、なんとトルコ料理をチョイス!
ウェブで町のレストランを探しても
お酒とおつまみ系の軽食な感じか
ピザや、なんとかサンドのようなサンドイッチ系などで
これだ!とかピンとくるようなレストランがない。
フランスだから、、、と考えるとどこも無いし
だったら宿の近くにたまたまあったトルコ料理店でもと
行ってみることになったのだ。
トルコ料理といえば、ヨーグルトのソースがたまらなく好きなのだ。
どのテーブルでも注文されていた
6種類のディップとトルコの丸パンのセットをたのんだ。
これが、最高においしかった。
パンの上に白ゴマが散りばめられ、窯で焼かれたパンは
ゴマの香ばしさと窯の炭火味?があいまって
トルコありがとう!と感謝したくなるほど。
そのパンと6種類ものディップをあれこれつけて食べる。
ヨーグルトとミント味やラタトゥイユのようなディップ、
フムスやヨーグルトサラダ、
などなど、これは心おどるハッピーセットだ。
そして、メインで注文したのが鶏肉と野菜の煮込み。
これが、オニオンスープのように
パン生地が鍋ぶたのようにかぶさっていて
それをナイフで切ってみると
さぁ、びっくり!あったかい湯気がフワッと浮かび
煮込みスープが顔をだす仕組みだ。


そして、食後にトルコの紅茶を注文すると
それを運んでくれたスタッフが
「これはプレゼントです」とトルコのお菓子もいただいた。
10年ほど前にイスタンブールへ行ったことがあるが、
トルコは親日化の人が多く、楽しい思い出がたくさんある場所だ。
そんなことを、香ばしい紅茶を飲みながら
夫と何気なく話をしたのであった。

お店の名前 La Maison De La Viande Turquoise
住所 11 Rue Abbé Fabre, 30250 Sommières France
〜お次はソミエールの骨董市などのお話〜