ピカソ美術館のわりと近くにあるカフェ&ビストロ Lady Babka


ピカソ美術館から徒歩5分ほど、
大好きな教会サンタマリアダルマールからも徒歩3、4分くらいのところにあります。
この辺に行きやすいカフェがあるのはとってもうれしい。
ここ最近のおすすめのお店です。

この日は歩き疲れてお茶したいと思い入ったので
カフェ&スイーツをいただきました。

ここ数年はカフェコンレチェよりもコルタードを飲んでいます。
そのほうがミルクが少なめなめだし
カフェのおいしさが味わえるので
コーヒーが好きな人にはおすすめです。
なんたって、このお店のコーヒー豆は『NOMAD』を使用しているので
ぜひ、コーヒーを飲んでいただきたい。
私のガイドブックでも載せているくらい『NOMAD』のコーヒーはおすすめです。

そうそう、スイーツですがキャロットケーキをいただきました。
こちらのは丸い形だったのでどんな感じなんだろうと
興味津々でたのんでみました。


スポンジケーキの部分もふんわりしっとりとして
やさしい味でした。
甘さ控えめでクリームもしつこくなくそれでいて口の中で味わい深く
疲れたカラダにしみわたる〜おいしいキャロットケーキでした。
ケーキやクロワッサンなどの菓子パン系も迷っちゃうほどいろいろありました。


そのほかビストロのような
食事も豊富で、ブランチ系のものや
パンにフムスやヨーグルトソースつけて食べるような
トルコ風料理の要素もあるのがこのお店の特徴かもしれません。

お店のインスタを見るとどんな感じの料理かわかるので
詳しくはこちらを。

椅子に座ってたたずんでいる時
すご〜く変わった料理が運ばれていくのをチラリと目にして
思わずウェイトレスの人に
なんていうメニュー?と聞いてしまった。
それは『Open Table』という名の料理。
次回はそれを友達と行った時に頼んでみようと思う。
野球のグローブより一回り小さい丸っぽいふんわりしたパンに
いくつかのディップのようなものがそれぞれのお皿に入っていた
そんな感じの料理でした。

とにかく、次回の訪問が楽しみです。


店名 Bistrot Lady Babka

住所 Carrer de l’Argenteria, 6, Ciutat Vella, 08003 Barcelona

ホームページはこちら

バルセロナの街が一望できるオリンピック会場だったカジュアルな屋外バル


メトロParal·lel(パラ・レル)からフニクラに乗って
モンジュイックの丘へ上がってみた。
駅を出て向こう側の通りへ渡り
駅を右手に少し歩くとここに到着する。

最初はこんな素敵な場所があることがわからず
何だろうと覗いてみたら
この一望できる景色に一目惚れ!
最高に良い場所だと言うのにそんなに混雑もしていなかったので
ちょっと入ってみた。

様々な飲み物に軽いおつまみ、ピザやサンドイッチなどの軽食が食べられる上に
お値段もお手軽価格。
こんな絶景を見ながら友達とワイワイしゃべりながら
あるいは、一人でのんびりと眺めながら
実に気分の上がる時間が過ごせるのです。
ここ最近のナンバーワンのおすすめ場所である。


どうやらここは1992年バルセロナオリンピックで
水泳、飛び込み競技などが行われていたようで、
入り口にオリンピック当時のポスターが貼ってあった。


私がこの日食べたのは
スペイン風サンドイッチで中にイカの天ぷらのようなものが入っているもので
味付けがマヨネーズで
これ、最高においしかった。
最初食べた時、口の中がジャリジャリするなと思って
もしやイカの砂?と思ったのだけれど
これはパンの表面についている小麦粉?だとわかった。
おいしかったので、ぜひこのパン、食べて欲しい〜。


近いうちにまた行ってみようと思っているほど
私のお気に入りの場所となってしまった。
ホームページを見ると素敵な場所だとわかるし、
インスタグラムを見ると、カジュアルながらおいしいものが食べられそうだと思うはず。

詳しい情報はこちら

店名 SALTS Terrasa Bar

インスタグラム

フランスの町 Lisle-sur-Tarnリル・シュル・タルヌを散歩する


小さな町のマルシェは
旬の野菜や特産品が並んでいて
それぞれの商品の産地名もわりとはっきり書いてあるのがいいのです。
とりあえず、買いたいものは買ったし
さてさて、町を散歩することとしよう。

朝市の広場から少し歩いてみると
何やら人がどんどん吸い込まれていく通りがあり、
私たちもその流れに乗って行ってみると
広場にクラッシックカーがたくさん集まっていました。
下の写真はたくさんあるクラシックカーの中から
私のお気に入りのかわいい車をコレクションしました。


もう少し先に歩いていくと
川が流れていてのんびりとピクニックでもしたくなるほどでした。

その川から帰ろうと少し進むと
窓辺に木製の人魚様が。


その昔、この辺りではワインや穀物などを
船で輸送する場所として利用されてきたそうで
この人魚は、荷馬車や船頭の
守護神Santa Catalinaサンタ・カタリナだそうです。
想像ですが、この川の流れに乗って
荷物を乗せた船が行き来していたのでしょう。
そして、仕事の前や後の船員たちが
ここを通りかかり、
無事に仕事が終わりますようにとか
無事に帰宅できますようにとかを祈っていたのかと思うと
とても神聖な場所で
大勢の町人がまさにここでお祈りをしていたのかと思うと
感慨深く感じてしまいます。

私たちの旅はここで終わり、
あとはバルセロナの自宅へ帰るのみ。
無事に帰れますようにと祈る、、、
いやいや、実はこのサンタ・カタリナのお話は
帰ってきてから知ったことだったので
そのまま何も知らずに帰りました。

家で過ごすのが好きな私ですが
旅に出ると、飲み物や食べ物
場所、空気、香り、人との出会い
それらが日常とは違った特別な色合いで重なって記憶されるんですよね。
旅っておもしろい。





フランスの小さな町 Lisle-sur-Tarnリル・シュル・タルヌのマルシェへ


楽しみにしていたフランスのマルシェ。
その土地の旬の野菜やお菓子などが売られているので
心おどらせながらトゥールーズの街から車で出かけました。
トゥールーズからリル・シュル・タルヌまでは車で50分ほどです。

町に到着し、車をなるべくマルシェが行われる広場に近い場所に駐車し
まずは朝食を。
朝9時過ぎだったけれど、まだカフェテリアは始まったばかりで
店主の方々が広場にイスを出して並べたりしていました。
ちらほらと席に座ってカフェをいただいている人も出て来たので
私たちもカフェとクロワッサンを頼もうと店主に注文すると
クロワッサンは置いてないからお向かいのパン屋で買って
ここで食べて大丈夫よ。とのことでした。
おもしろいシステムですよね。
カフェ店でもパン屋さんでも両方お客さんから注文が来る。
自分だけが儲かるということじゃない、素敵な考え方だ。
まずは、お向かいのパン屋さんでクロワッサンを買って
このカフェテリアでカフェノワールを注文しました。
カフェノワールはミルクが少なめなのでカフェオレより量が少なく
コーヒーのおいしさがわかるのがいいです。
スペインのコルタードのような飲み物だと思ってます。
朝市で働く人たちもそれぞれの好みのお店で
朝食をいただいていました。

さぁ、お腹もいっぱいになったし
マルシェへ繰り出しました。

マルシェのみんな笑顔が輝いています。


マドレーヌのような感じですが、男性の手のひらくらいの大きなものでした。


真ん中のパッケージされたのがこの地で売っている Gateau a la broche(ガトー ア・ラ・ブロッシュ)横に切るとバームクーヘンのように生地が巻いてあるのがわかります。
本物をはじめてみたので、つい写真に収めてしまいました。


胡桃やその他のナッツ系のお菓子がたくさんありました。
こんなにたくさんの胡桃がぎっしり詰まったタルト、おいしそうです。


見かけはイマイチですが、さやから出すと白いお豆が出てきて
それをコトコトじっくり煮るんです。形が崩れないように
とにかく弱〜い火で煮るんです。
食べて、ホロっのちょっと前くらいの感じになったら火からおろし
小皿に煮汁をちょっと入れ、オリーブオイルを垂らし
塩をぱらりとかけて食べると
最高においしいんです!
バルセロナでもこの時期たまに見かけます。


この町で作られたニンニクです。
この束のを買ってキッチンに飾っておくとインテリアにもなりますよね。
我が家はこんなにたくさんは必要ないので3個だけ買いました。
束ではなくて1個からでも購入できます。


せっかくのフランスなのでコンテのチーズを買いました。


オーガニックの赤ワインを箱買いしました。
家で気軽に飲めるお手頃価格でした。

一通り買い物が済んだので
腐らないように、スーパーで氷を買って
クーラーボックスに入れ、
買ったものを駐車場まで運び
車のトランクに入れてから町を散歩しました。
真夏はこの作業が必要です。

さてさて、町の様子はまた次回にご紹介しようと思います。
それではまた。

楽しい1日を!

フランスの小高い山にある町Cordes sur Cielコルド・シュル・シエルへ


Albiアルビの街から車で約35分ほどの場所にある町
Cordes sur Cielコルド・シュル・シエル。
この街の全景は自分では撮れないので
絵葉書を買ってみました。
どうでしょう。素敵なところでしょう。

車をこの町の途中の駐車場に置き
そこから歩いて長い長い坂を登るのです。
かなりキツイです。
でも観光客には結構なお年を重ねた方々がいたのですが
みんな体力あるんですよね。
こんなに急な坂道を登れるパワーがあるなんて、すごい!
私も、見習わねばと思いながら
ゆっくり歩きました。


坂道の両サイドには
素敵な手作りのお店がたくさん並んでいます。
アクセサリー店や陶器のお店、革製品や雑貨店などその他いろいろです。
軽く100年以上は経っている(おそらくもっとだと思う)ような
フランスの古いお家ばかりが建っており、
そこでお店を開いていて、商品もカワイくてたまらないのですが
何より、家の中がどうなっているのか
昔のフランスの家のルームツアーをしているような感覚で
店内の隅々を見ることができるのが
最大の魅力かもしれません。
そんなお店が多数ありますので
建築好きの方は必見です。
どのお店も個性的で見応えがあり、
お店のインテリアや店先の植物も可愛く飾られていて
マネしたくなります。


ほんとはもっと素敵な場所がたくさんあったのですが
近頃スマホのバッテリーがすぐに切れてしまい
3枚ほどしか写真を撮ることができませんでした。トホホ。

登り切ったあたりに見晴らしの良い広場があり、
そこのベンチに座り
しばらくこの町の空気感や
観光客の人たちをウォッチングしたりして
リラックスしていました。

帰りの下り坂も転ばないようにゆっくり歩き、
車が置いてある駐車場まで行って
車の座席に座った途端
体力燃料切れといった感じで
どっと疲れてしまいました。

それから車でトゥールーズへ戻り
夕食へと出かけたのでした。

さて、翌日は近くの町で
朝市マルシェがあると観光局でうかがったので
その情報を元に行ってきました。

次回をお楽しみに。

フランス、Albiアルビの街を歩く


行きたかった骨董市を十分に堪能したあとは
ランチをどこで食べるかを探しながら、考えながら
街を散策しました。

まずは、この街で一番目立ち、
中心地にある建物、
サント=セシル大聖堂(La cathédrale Sainte-Cécile)へ入ってみました。
壁という壁に1ミリの隙間もなく描かれたイタリア風絵画に
圧倒されてしまいました。
側面には、四角や丸の図形がデザインされた模様や
天井の青い背景色が宇宙のようで
しばらく、その世界にすっぽり入り込んでしまいました。
さらに驚くべきは、正面のパイプオルガン。
かなり稀有なデザインです。
いつか、この音色を聴いてみたくなるほどです。
とにかくこの大聖堂はとても大きく、
煉瓦造りという点では世界最大級だそうです。

奥に見えるのが大聖堂です。


こちらは大聖堂の入り口です。

この大聖堂の裏側にパリのムーラン・ルージュの絵やポスターで有名な画家
ロートレックの美術館があります。
この街に来るまで知らなかったのですが、
ロートレックはこの街Albiアルビで生まれたそうです。
しかも、ネットで彼のことを調べてみたら
なんとも長い長い名前の持ち主でした。
それがこの名前
アンリ・マリー・レイモン・ド・トゥールーズ=ロートレック=モンファHenri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa
長すぎて覚えられません。

おそらく大聖堂と同じくらい(私が思うには、、、)古い建物の中が美術館となっているので
興味のある方はぜひ行ってみると良いと思います。
そして、美術館を出ると庭園への道がありますので、
行ってみてください。
ここ、素晴らしい景色が見られます。

ロートレック美術館のホームページ

上のロートレック美術館に関する動画はAlbアルビの観光局のホームページから

Albアルビの観光局のホームページ

さて、ランチを食べるところを色々と探し歩いたのですが
毎朝、クロワッサンとカフェオレを頂いていると
胃もたれがしてくる年頃でして、、、
フランス料理を食べるにはちょっと、、、量もバターも辛い。
近くに市場があったので入ってみたら
フードコートがあり、
タイ料理店の前を通ったら
店主に、フォーはいかが?と語りかけられ
ついついその言葉に誘われてフォーを夫婦でいただきました。
フォーのアジアンな、さっぱりスープを胃に流し
やっと胃に残っていたバターが洗い流され
胃もたれも解消しました。
バルセロナではオリーブオイルの生活なので
食べなれないバターは胃腸にこたえます。


こちらは市場の中の様子です。

ランチを済ませた後は、
素敵な町へ行ってきました。

それでは、次回をお楽しみに。

トゥールズを拠点に美しい街Albiアルビへ行き、骨董市を楽しむ


前回からの続きですが
トゥールーズの観光案内所で、まさかの骨董市はあるけど
とっても小規模だといわれてショックを受けつつも
素敵な小さな町や村を教えてもらい
しかもネットで調べてみたら骨董市が開かれることを知り
ウキウキ気分で翌朝、出かけました。
そこはAlbiアルビという大きな素晴らしい街でした。
そのはずです、この都市は2010年に世界遺産に登録されているのです。
トゥールーズからは車で1時間ほどでした。

Albiアルビに到着し、
まずは楽しみにしていた骨董市の場所を確認。
朝9時くらいでしたが、
まだ、業者の方々はワゴンから品物を出したり並べたりだし、
広場にはまだ半分くらいの業者さんしか来ていない状態でした。

さてさて、私たちは朝食がまだだったので、
アルビ大聖堂(La cathédrale Sainte-Cécile)の広場にあるカフェで
クロワッサンとカフェオレをいただきました。
やっぱりフランスの朝食といえば、これですよね。


このカフェオレが入っていたカップが
メキシコのおじさんが描かれていて
シンプルでかわいいなぁと、つい写真を撮ってしまいました。
トゥールーズ周辺では、というかフランス全土なのかわかりませんが
カフェを注文すると、小さな小袋に入ったお菓子がついていて
しかも、そのお菓子はお店によって様々なので
これも楽しみの一つでした。
バルセロナでもお菓子、またはチョコレートがついている場合が
ありますが、割合としては半分以下のような気がします。
その代わり、コーヒーを頼むとだいたい砂糖が2袋も
ソーサーにのっています。


朝食をすませ、いよいよ待ちに待った骨董市へ
うれしすぎて胸が高鳴ります。


フランスの骨董市は、なんといっても色彩が好きです。
風が違うんだなぁ。そう空気感、
この雰囲気にバルセロナ郊外の骨董市との違いを感じます。
ひとつひとつのお店を順番に
ゆっくり見ていくのだけれど
どんな物に出会えるんだろうと
本当にドキドキしながら見るのが
もう、たまらない感動なんです。

お皿やコーヒーカップなどの食器関係を
いろいろ買えたらと思っていたのですが
たくさんそれらはあったけれど、
お気に入りを見つけるのは運と縁ですね。
今回はたったひとつだけ、お皿を買いました。
とっても気に入っています。


こちらが今回の骨董市で購入したお皿です。
お店のご主人のお話では
フランス製で、1900年のものと言ってましたが
1900年にしては新しい感じがしますが、、、
とにかく、手書きで描かれていて
お皿のリム部分の美しいデザインに惹かれてしまいました。
さらに、真ん中にいる黄金色のお馬さんが
気持ちよさそうにハープを奏でているのが
なんともいえず、胸キュンな感じです。
真ん中に何か、例えばポテトサラダを盛ると
かわいいお馬さんが隠れて周りのリムの美しさが際立ちます。
そして、食べ終わるとお馬さんが登場するのです。
いやいや、なんて素敵なお皿でしょう。

ひとつだけしか買わなかったのですが
大満足の骨董市でした。

次回は、アルビの街を写真を交えて少しご紹介しようと思います。
それでは、また。

トゥールーズを中心に、あっちこっちの夏休み


このところ、夏休みにどこへ行こうかと迷っている時は
バルセロナから近くの外国で
骨董市が開かれている場所。
この条件で行き先が決まることが多くなっているように思います。

こうなったらもう行き先はだいたい決まってくるもので
近くの外国といえば、
バルセロナの場合、もうフランスしかないのです。

それで今回はToulouseトゥールーズへ行くことにしました。
もちろん、行く前に骨董市(ブロカントでした)が開かれるのはチェック済みでしたが、、、
トゥールーズに到着してまずは観光案内所へ行き
骨董市がある場所を再確認しようとスタッフの方に聞いてみると
やってないとのこと。
えっ、と思って調べていたブログをそのスタッフに見せたら
確かに、小さな規模のものは開催されているけれど
それは土曜日だけで日曜日にはやっていないとのこと。
小規模で、土曜日だけ、、、
せっかく来たのにそれでは心が満たされない。

骨董市が目的でここにやって来たのに
どうしようかと一瞬あたまが真っ白になりましたが、
こんな時、ネガティブ思考になってはいけない
気持ちを切り替えて考えてみました。
そうだ、フランスといえば、素敵な小さな町や村があるなと思い
観光案内のスタッフに聞いてみたら
いくつか教えていただきました。

その美しい街や町村のパンフレットや地図などをいただき
宿泊先に一旦もどって
夫婦でスケジュールを立て直すことになりました。
夫がスマホでそれらの場所を調べていたら
なんと、教えていただいた美しい街で土曜日に
骨董市があることが分かったのです。
無かったものがあるというほどうれしいことはありません。
いや、あったのに無かったことになり、新たな有りが誕生したのです。

さてさて、そこはどこでしょう。
それは次回のお楽しみということで。

そう、諦めてはいけませんね。
探せばいろんな楽しみがあっちこっちに転がっているということなのでしょうか。
ネバーギブアップ精神でいきましょう。

バルザックという名のカフェがおいしいお店


バルセロナにある凱旋門から
海を背にして、Tibidaboティビダボの山の方へ向かって
Passeig de Sant Joanパサッチ・ダ・サンジョアン通りを上がってい行く
この通りが好きです。

素敵なカフェのお店やおいしいアイスクリームのお店があり
通るたびに今日はどこへ入ろうか
目移りしてしまうほどです。

その中で、今年に入ってお店がオープンした
『BALZACバルザック』のお店を紹介しようと思います。

ここ一年ほど、このあたりをよく歩いていて
洗練された内装に目を惹かれ
営業される前かから、スタッフたちで
コーヒーの淹れ方などを試行錯誤している様子を
大きな窓からチラチラと見ていました。
だから、コーヒーには相当こだわりのあるお店だろうと
なんとなく私にはわかっていて
先日やっと店内に入ってみました。

なるほど、コーヒー豆は『SLOWMOVスローモブ』でした。
おいしいはずです!
以前、私が『心おどるバルセロナへ』のガイドブックにも載せたお店のコーヒー豆です。
豆を作っている生産者から直接、豆が送られてきて
『SLOWMOVスローモブ』で焙煎をしています。
いわゆるスペシャリティーコーヒーです。

そのコーヒー豆を使って『BALZACバルザック』ではカフェを提供しています。
ぜひ、そのおいしさを味わいに行ってみてくださいませ。


コーヒーの他にいただいたのは
ツナのサンドイッチでした。
普通、ツナサンドにチーズは入っていませんが
こちらのツナサンドにはそれが挟み込まれ
チーズがあることで全体に味のバランスが良く
まろやかな味でした。
そして、きゅうりの酢漬けのピクルスが
一本ついていて
これをちょっと齧ってはサンドイッチをパクりと食べる。
まろやかだった味に酸味がプラスされて、
これ、最高のコンビネーションです。
ぜひお試ししてくださいませ。

ブラウンカラーの店内もシンプルでとってもカッコよく
お店の中心にあるカウンターに
敷き詰められている茶色のタイルが
チョコレートに見えてきてしまほどです。

BALZACバルザックの詳しい情報はこちら

BALZACインスタグラム

夏まっただ中、そしてトケイソウ


本日、バルセロナ郊外のラガリーガの町は34度です。
日曜の、だらりと過ごしているその合間に
ベランダの植物を観察してみたら
トケイソウが2つも花を咲かせていました。
この花、とっても複雑な作りですよね。
じっと見つめながらつくづくそう感じてしまいます。

こんなに小さな蕾の中で少しずつ花弁などが育って
花となって開花したその姿は、びっくりするほどの造形や色彩なんです。
それが、一日だけしか咲かないんです。
儚すぎる、、、。


このトケイソウは南仏からやってきました。
7、8年前の夏のヴァカンスでアヴィニョンへ行った時
近郊の小さな町を訪ねたのです。
そこは、田舎町で素敵なお庭を持ったお家がたくさんあって
散歩をしていたら
ある家の垣根にたくさんのトケイソウが絡まって咲いていたのです。
夫と一緒に、その花をじっと見ていたら
その家のご主人が庭の向こうからツカツカと歩いてきて
あっ、怒られるのかなぁと思ったら
「良かったら少し持っていって。種もここにできてるから
植えるといいよ」と言って束になったトケイソウを私たちに手渡してくれました。
実は、ご主人はフランス語だったので、そう言っていたかどうかは
確かではないですが、彼の笑顔や手渡してくれた時の
彼のゼスチャーを見る限り、
おそらくそんな感じのことを言っていたのだと思うのです。

あれから時はだいぶたち、
毎年花を咲かせてくれるので
我が家では夏に咲く花の代表です。

それではみなさん、暑さには気をつけて
素敵な夏をお過ごしくださいませ。
思い出もいっぱいできますように。