バルセロナで藍染めのワークショップを体験

日本にいたころは興味がある人のワークショップやお話会などにどんどん参加して
いろんなことを学んでいたけれど
バルセロナに居を移してからは、そういうのから遠く離れてしまって
ほぼ興味のある知識を得るのはネットからという日々。
ほんとうに、久々のワークショップ。
バルセロナで藍染めを体験してきたのである。
同じ空間に、先生と教えてもらう生徒がいて
チクチク針を動かして、
世間話をしたり、
先生、これはどうすればいいですか?とか
これで大丈夫ですか?とか
こういう会話でさえもホっとするし、うれしく感じる。
みんなの方向が同じ方に向いていて無心になっている時間が心地よい。とても良かった。
藍染めを教えてくれた先生の名は、ゆなさん。
バルセロナに工房を構えて、そこで教えているのだ。
教えているだけでなく、依頼された染めの仕事もしている。

体験では最初にどんなものに染めたいか、どんな染めにするかを決め、
私を含めた参加者はみんなスカーフを選び、絞り染めという方法を選んだ。
その後、絞り染めのいろんなパターンを
先生が作り上げたサンプルを見ながら
この模様を出すにはこの縫い方という感じで、ひと通り説明をしてもらう。
とにかく、サンプル帳がとっても丁寧でわかりやすく
ゆな先生がとにかく優しく、でもきっちりと教えてくれるので
安心して和やかにできたことがほんとうに良かった。
何度も何度も経験を重ねているからこそできる対応だ。

絞り染めのおもしろさは
糸を抜くまでどんな感じに染まるかわからないところが
面白いと思う。
だいたいの予想はもちろんできるけれど
出来上がった時の感動は大きい。
参加した人、それぞれの個性が絵柄にあらわれ
そいういうのも興味深く、楽しい時間だ。
日本じゃない異国でカッコよく藍染スカーフを身につけて
さっそうとバルセロナの街を歩いてみたい。
素敵な染めですね、、、なんて声をかけてもらえたら最高だ。
ゆなさんの染めを体験される参加者はスペイン人が多く
日本の染めはここでは人気があるのだ。

何年振りかで体験したこのワークショップで
遠くに行ってしまっていたワクワクする気持ちに再会してしまい
また、体験してみたいと思っているところなのだ。ウフフ。


写真は二枚とも我が家のベランダで撮ったもの。

染めのワークショップを体験してみたい。興味がある方、ワクワクしたい方
ぜひ行ってみてほしいなぁ。
情報はこの下をどうぞ。

Yuna Kono
Taller de estampado Japonés
www.yunakono.com
info@yunakono.com
instagram

ラガリーガのおいしいスイーツのお店

お店の名前はPessic Pastisseriaペシック・パスティセリア。
ほぼ一年前の2021年秋にできたお店で歴史は浅いが
このお店の建物そのものはモデルニスモ時代のものだ。
ペールピンクに外壁は彩られ、大きな扉窓が印象的。
店内のソファやそこに置かれたクッション、
それにこの写真に写っているお皿やコーヒーカップは
落ち着いたパステルブルーの濃いのや薄い色で統一され
とってもリラックスできるのだ。

私がこの町ラガリーガに引っ越してきたのが2019年の7月で
おいしいお菓子が町にないない〜と
ぶつぶつ独り言のようなことをつぶやきつつ
そのうちコロナが流行りだし
気持ちが晴れない日々を過ごしていたところに
この太陽のような希望の光をくれたのが
このお店の存在だった。
なにせ、コロナの頃は緊急事態宣言が出されて
移動範囲も規制され
中々バルセロナの街まで電車に乗っていけなかったので
おいしいお菓子にありつけなかったのだけれど
ペシックができてからは
心もおなかもウキウキ気分でいられたのだ。

私のおすすめはクロワッサン系のスイーツで
季節によって旬の果物が使われてるものもある。
写真のものは今が旬のイチジクがつかわれている。
中にはマスカルポーネのクリームが入っていて
イチジクのジャムが真ん中あたりに少し入り込んでいる。

ラガリーガに来たなら
ぜひとも訪れてほしいお店なのである。
そうそう、このちょうどお店のお向かいに
蛇口から温泉水が流れているのが見える。
わが町は遠い昔から温泉があることで有名だったらしい。
遺跡などもあるくらいなのだ。

Pessic Pastisseriaペシック・パスティセリア
Carrer dels bangs 30
La Garrriga, Barcelona