学園祭のような体験ができるグラシア地区の夏祭り


とってもカジュアルで
ざっくばらんで
大規模な学園祭のような雰囲気のあるお祭り。
それが、グラシア地区の夏祭りだ。

この夏祭りの前の週あたりに
グラシア地区へお買い物へ行くと
祭りの飾りを楽しそうに製作している
人々に出くわす。
自分たちのお店の営業もしつつ
ちょっと離れた場所で
大きなオブジェを作っていたりするのだ

例えば、お店に二人のスタッフがいたとしたら
一人は店番、もう一人は通りで祭りの飾りを作っている
という具合だ。
これが、お店に一人だけのスタッフだと
ドアのところにメモ帳をざっくりやぶった紙に
今、ここにいます!
と矢印が書かれたマップが描かれていたりする。
どちらかというと、営業より
祭り重視な気持ちでいっぱいなのだ。

この祭りのスゴいのは
手作り感が溢れ出しているところ。
その雰囲気がポイントだ。
むしろ、それがここの祭りの面白さだ。
この私も、そこが大好きなのである。
最近は、デジタルが発展して
映像を使ったマッピングとかで
盛り上がったり、
歓声が上がったりするが、
やっぱり、このグラシア地区の手作りの祭りには
あたたかい気持ちが
たくさんこもっているのである。

ぜひ、8月中旬にバルセロナにいらっしゃることがあったら
この、グラシア地区のお祭りを
楽しんでもらえたらいいなぁと
思っている。


kinopiyo
バルセロナ在住。グラフィックデザインをしつつ布で小物なども製作中。 2019年12月に出版したバルセロナのガイドブック『心おどるバルセロナへ 最新版』イカロス出版より発売中。電子書籍もAmazon、kindle、楽天koboなどでお求めいただけます。私が好きなお店の紹介や暮らしについてをお伝えしたいと思っています。