コリウールで出会った我が家の雑草

 

コリウールに到着した日曜日には
骨董市も開催されていたし
朝の市場もやっていた。
フランスの朝の市場のマルシェという言葉の響きが好きだ。
スペイン語はメルカディーヨ。
いやいや、どう考えてもマルシェがカワイイ。

売られていいるモノも
なんだかおしゃれだし、目新しい。
どうしてこう、フランスっていうのは
フランス的なんだろう。
自分でも何を言ってるんだろうかと思うのだけれど
やっぱり憧れのおフランスなのだ。

市場で野菜を売っている出店がいくつかあって
その一つのお店に
なんだか見覚えのある植物を発見した。
すごく馴染みがあるし、よく目にする草だ。
雑草というと牧野博士に怒られそうだけれど
我が家のベランダの植物の脇に
よく生えているアレ、、、
あの雑草ではないか!
そう、その雑草の名前が判明した。
『Pourpier ポーピエ』
牧野博士の言うとおり、雑草なんていう植物はない。
一つ一つに名前があるのだ。
そう、その通り。
わからない名前がやっとわかったのだよ。
しかも、雑草だと思って引っこ抜いていたあれが
おフランスでは食べられている。
野菜売りの女性に、何度も名前を確認して
夫と私で、女性が口にした言葉を
マネして二人で言い合って笑った。
この笑い、いや笑顔は、やっと名前がわかったことのうれしさだ。

早速、自宅に戻ってから
ベランダに生えているポーピエを抜いて
茹でて食べてみた。
味はほぼ無しで、かすかに少しだけ粘り気あり。
ちょっとパッとしない味だった。
ベランダにはまだそれなりに生えているけれど
あれから一度も食卓にのぼった事はない。
でも、食の危機が来たらお世話になるだろう。
だから、それまではアディオス。

それにしてもフランスのコリウールは
とってもいい町だと思った。
人々が生き生きしていて
笑顔だし、やさしい。

街歩きをしていると
ちょっとした場所にアートがあったりなんかして。
色彩も豊かだし。
ぜひ一度は行ってみて欲しい。

我が家のベランダに咲いているポーピエ。もうすぐ花が咲きそうだ。

kinopiyo
バルセロナ在住。グラフィックデザインをしつつ布で小物なども製作中。 2019年12月に出版したバルセロナのガイドブック『心おどるバルセロナへ 最新版』イカロス出版より発売中。電子書籍もAmazon、kindle、楽天koboなどでお求めいただけます。私が好きなお店の紹介や暮らしについてをお伝えしたいと思っています。